青森のうまいものたち

東北町乙供から県道8号線を三沢市方面に向かうと、左手に道の駅おがわら湖「湖遊館」があります。

　この直売所は、地元の農家134名で組織される「道の駅おがわら湖産直友の会」により運営され、野菜や花、加工品、手工芸品などを販売しています。

　取材に伺った1月は、棚に並べることかできないほど商品が豊富な夏秋期と比べ、商品は少ないとのことですが、それでも、100～150円程度の野菜が冬の時期とは思えないほど並べられており、その安さと種類の多さに惹かれて、遠くから来て大量に購入されるお客様もいるそうです。その中でも人気なのは、特産のながいも、にんにく、ごぼう、ホウレンソウ。また、夏秋期には、トマトもたくさんの種類が並べられておりおすすめだそうです。

　加工品は、お総菜やお菓子、漬物が数多く販売されており、天候に左右されることが無く、安定して販売できることから、冬場の時期の目玉商品として人気があります。特に野菜入りのドーナツは定番となっています。

　お話を伺った新山さんによると、会員募集の際の条件として「冬場に野菜を納品できること」という項目を入れたり、会員向けのメール配信を行ったりすることで欠品を防止したり、「安くて安全」、「新鮮」なことは当たり前のこととして、それ以外の部分でお客様にアピール出来ることはないかなど、日頃から工夫に努めているとのことです。

　その一環として、昨年から、ホウレンソウなど品目限定の試食会や漬物の試食販売会、手工芸の体験会などを行っており、よりお客様に直売所の商品の魅力等を知ってもらう機会としています。道の駅おがわら湖の掲示板などで告知をしているとのことなので、こまめにチェックするとよいかもしれません。

　　「湖遊館」の大きなイベントとしては、11～12月頃に行われる収穫祭ですが、ここでは、春の桜、夏の湖水浴やキャンプ、冬のわかさぎ釣りなど、一年を通して小川原湖でのさまざまな遊びが体験できるほか、隣接する小川原湖交流センター「宝湖館」には温泉や温水プールもあり、「湖遊館」周辺での一日を楽しむことができます。

　県内第一位に広さを誇る小川原湖の魅力も味わえる「湖遊館」に、是非お出かけください。