黒石市から十和田湖方面に向かう国道102号線沿の左手に産直施設「あっぷるはうす」があります。この施設は、取れたて新鮮な黒石市産の農産物や加工品を販売する地産地消の拠点としてJA津軽みらいが運営しており、地元農家の主婦約70名で構成されている「JA津軽みらいおふくろの店」の会員が、年間を通じてりんごや野菜、加工品等を販売しています。
「あっぷるはうす」という名前のとおり、9月頃から翌年4月頃までは、つがる、ふじ、王林、ジョナゴールドなど様々な品種のりんごが売られており、運が良ければ、紅玉、北紅(きたくれない)、紅月(こうげつ)、彩香、涼香の季節、アーリージョナ、シナノスイート、おいらせなど、地元スーパーでもあまり見かけない珍しい品種に出会うこともあります。ここでは産直ならではの“もぎたて”“新鮮”“安い”りんごが手に入るとあって、多くの来店者でにぎわっています。最近では、5月になってから雪中で貯蔵した“雪室りんご”の販売も行っています。
他にも、「JA津軽みらいおふくろの店」の会員が「あっぷるはうす」に併設されている農産加工施設で加工したリンゴジュースやもちなどの加工品も多数販売しています。特に、黒石市産りんごの甘さを活かしたリンゴジャムを手作りのパイ生地で包んだアップルパイは、ほどよい甘みと酸味が口の中に広がるおいしさがあり、いちおし商品となっています。
また、野菜販売コーナーには、夏場を中心に朝獲りの新鮮な野菜が豊富に並べられており、来店者からは「新鮮で良質な野菜がスーパーより安く買える。」と大変喜ばれています。中でも、八甲田連峰の南側山腹の標高750mに位置する高冷地「沖揚平地域」は、1日の寒暖差が特に大きいため、ここで生産される野菜(レタス、ニンジン、キャベツ、ブロッコリーなど)は甘みが強いということで、リピーターになる来店者が増えています。
野菜販売コーナーやりんご販売コーナーには、生産者が毎日交替で立ち、来店者に商品の魅力を伝えています。生産者の一人は、「産地直売施設は、“新鮮さ”と“安さ”が魅力。地元産の良質な野菜やりんごが集まる場所。自分たちが一生懸命、丁寧に育てた野菜やりんごを皆さんに食べてもらいたい。」と語ってくれました。
これからの季節、旬のりんごはもちろん、11月下旬頃までは、赤カブやダイコンなど沖揚平地域の高冷地野菜も販売していますので、黒石市方面を訪れた際は、是非お立ち寄りください。
基本情報
住所 | 〒036-0413 青森県黒石市大字花巻字長坂南2-8(地図) |
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TEL | 0172-53-1650 |
営業時間 | 4~10月 8:00~17:30 11~3月 8:00~17:00 |
定休日 | 年末年始 |