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青森のうまいものたち

鰺ヶ沢町濃厚なミルクのABITANiAジャージーファーム(2019年4月)

2019年4月 産地めぐり 鰺ヶ沢町「アビスタニアジャージーファーム」
少子高齢化などの影響による後継者問題から廃業が相次ぎ、全国でも飼育戸数の減少がみられている酪農。青森県でも状況は同様です。
そんな酪農産業に一から参入し、こだわりを持ち続け様々な取り組みに挑戦している生産者さんをご紹介します。

牧場のある、青森県鰺ヶ沢町

鰺ヶ沢町鰺ヶ沢町

鰺ヶ沢名物「イカのカーテン」

鰺ヶ沢町は青森県の西南に位置する町で、約8割が山林で占められ、南側に世界自然遺産の白神山地を有しています。日本海に面していることもあり海の幸が豊富で、ヒラメやイカ、ハタハタなどの海産物が名物です。

鰺ヶ沢町の北側に位置し、青森県津軽地方の秀峰、岩木山麓に広がる山田野地区。その地域は、戦後に生産者さん等が開拓し入植したと言われ広大な農地や牧場が広がっています。
山田野地区は春になると、もともとは農産物の連作障害を防ぐために植えられた菜の花畑が一面に広がり、その美しさから開花時期は多くの方でにぎわいます。

今日ご紹介する「アビタニアジャージーファーム」さんは、この山田野地区で牧場を営んでいます。

青森県鰺ヶ沢
鰺ヶ沢町
広がる菜の花畑
山田野地区に広がる菜の花畑

アビタニアジャージーファームのこだわり

アビタニアジャージーファーム看板
アビタニアジャージーファーム看板
岩木山と牧場
岩木山と放牧されたジャージー牛

1990年に安原さんご夫婦がスタートした「アビタニアジャージーファーム」。以前も牧場経営されていた場所、という他は本当にゼロからのスタートだったそうです。
牧場をスタートした時は6頭、現在では約100頭のジャージー牛とともに歩んでいます。

ジャージー牛へのこだわり

ジャージー牛はイギリスのジャージー島という場所で生まれた牛種で、主に乳牛として飼育され、ホルスタインに次いで飼育数の多い種類です。ジャージーはホルスタインに比べて体が華奢で一回り程小さめです。
世界でも一般的な乳牛と言えば、搾乳量が多いホルスタインであり、安定的な経営を考えるとホルスタイン種なのかもしれません。
安原さん曰く、ジャージーの搾乳量はホルスタインに比べてかなり少なく、3分の1のミルクが出ればいいと言います。

のびのびとくつろぐジャージー

それでも、安原さんは濃厚なミルクを作るために、ジャージー種にこだわりました。
酪農学園大学で学び、ジャージー種をメインに山地酪農を展開している日本で最古の洋式牧場、神津牧場に就職。その後牧場経営を学ぶためご夫婦でカナダに渡りました。その後、6頭のジャージー牛とともにアビタニアジャージーファームを設立したのです。

より自然な形でストレス軽減・品質追求

安原さんご夫妻は自然の形を大切にし、化学調味料などを使用しない暮らしをされています。
それは、ジャージー牛にも同じく、食べるものも自然で、基本的には放牧がメイン。

・エサは好きな時に好きなだけ食べられるようにする
・エサは牧草の女王と呼ばれる‟アルファルファ”が食べ放題

牛への負担が極力少なくなるよう、飼料や与え方にもこだわっています。アルファルファは他の牧草と比べてたんぱく質やミネラル分の含有量が多く牛の体作りに欠かせない牧草です。アビタニアジャージーファームでは、牛が食べたい時に食べたい量だけ食べられるようにしています。

こうしてのびのび育ったジャージー牛から、ミルクが搾られ、牛乳として出荷されます。その他にも1997年からジャージー乳で作るソフトクリームもスタートしました。
このソフトクリームはいまやアビタニアジャージーファームの定番で、目当てに遠方から訪れる方もいらっしゃいます。

こだわりジャージーソフトクリーム
アビタニアの定番、濃厚ジャージーソフト
ジャージーで作るカフェラテ
ジャージーミルクラテ
ジャージーヨーグルト
ヨーグルト

グリーン・ツーリズムと酪農教育

ブラッシング体験
ブラッシング体験をする子供たち

アビタニアジャージーファームを通じて、子供たちに牛と触れ合って欲しいという願いから、本来の自然や文化との交流を楽しむ活動、グリーン・ツーリズムの受け入れをしています。
体験は、牛のお散歩体験や、乳しぼり体験、エサやりやブラッシング、シャンプーなど酪農のお仕事を時間をかけてちゃんと体験してもらいます。

安原さんご夫婦は、子供たちが牛に触れあえるようにと、出前学習型と呼ばれる大きなトラックで学校へも出張します。東日本大震災の被災地となった小学校へも出張酪農体験を行っています。

アビタニアジャージーファームは牧場設立後から続けているこのような活動によって、一般社団法人中央酪農会議や教育関係者、酪農関係者らが酪農教育の推進を目指して設立した、酪農教育ファーム推進委員会によって「酪農教育ファーム」に認証されています。

酪農教育ファーム
酪農教育ファーム認証看板

アビタニアジャージーファーム直営のお店

アビタニアジャージーファーム MilMu Cafe

≪MilMu Cafe≫

住所 〒038-2702 青森県鰺ヶ沢町建石大曲225-2
電話 0173-72-1727
営業時間 10:00~16:30
定休日 火曜日
主なメニュー ジャージーソフトクリーム
ジャージーミルク(グラス)
コーヒー(ジャージーミルク)
ホットジャージーミルクで作るカフェラテ
カフェ・そふ
ジャージーのほっとミルク

ジャージーミルクで作られた加工品

ジャージーモッツアレラチーズ
モッツアレラチーズ
ジャージー牛乳
ジャージーミルク
ジャージーヨーグルト
ヨーグルト

※商品についての詳細はお問い合わせください。

≪アビタニアジャージーファームの商品が購入できるお店≫

名称 ひろさきマーケット
住所 〒036-8003 青森県弘前市駅前町9-20 B1F
電話 0172-55-8711
取扱い商品 牛乳、ヨーグルト、チーズ
名称 海の駅わんど
住所 〒038-2753 青森県鰺ヶ沢町大字本町246-4
電話 0173-72-6661
取扱い商品 牛乳、ヨーグルト、チーズ

≪アビタニアジャージーファームの商品が食べられるお店≫

名称 pizzeria DA SASINO
住所 〒036-8182 青森県弘前市土手町62-1
電話 0172-33-2139
メニュー使用商品 モッツアレラチーズ

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