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青森のうまいものたち

さくらんぼ新品種「ジュノハート」(2019年6月)

2019年6月 旬の食材「ジュノハート」

青森県が総力を挙げて開発したさくらんぼ「ジュノハート」が、令和元年初夏デビューします。 
誰もが知るさくらんぼのブランド“佐藤錦”を超える、とある魅力が隠された「ジュノハート」の誕生秘話や生産者さんに伺った栽培について等、デビューの舞台裏をご紹介します。

日本一の大きさを誇るジュノハートとは?

デビューを迎える「ジュノハート」は、山形県生まれのさくらんぼ界の王様、佐藤錦(さとうにしき)や味わいに定評のある紅秀峰(べにしゅうほう)に匹敵する糖度、約20度を誇り、甘さを引き立たせるほんのりとした酸味があります。
味わいはもちろん、ジュノハートが誇るのは特徴的な形と大きさです。

特徴的なフォルムの「ジュノハート」

「ジュノハート」ならではの特徴的なフォルム

ジュノハートの大きさ
青森県産さくらんぼ ジュノハート(公式ホームページ)

糖度約20度となる甘さがあり、3Lが主体サイズとなる「ジュノハート」は国内品種初の品質を保持したさくらんぼと言えます。

「ジュノハート」誕生秘話

五戸町 地図
五戸町 地図

「ジュノハート」は青森県五戸町にある、青森県産業技術センターりんご研究所県南果樹部で平成9年から交配・育成研究が進められてきました。県南果樹部は青森県特産果樹の安定生産技術研究や新品種の育成、病害虫防除に関する研究などさまざま進められている施設です。

味わいはもちろん、好まれる色味と大きさが出るように研究が進められたといいます。

幸運のさくらんぼ

五戸町 地図

平成17年5月に、ジュノハートの原木があるりんご研究所県南果樹部の近くで、大規模な山火事が発生しました。
火は、なんと原木の3本手前まで迫ったのですが、町内外の住民の皆さんが消火活動に駆けつけてくれたことで被害を免れました。その原木から苗木を増やしました。この原木がなければジュノハートは誕生しませんでした。

山火事から免れた幸運から、みんなの幸せを願い、ローマ神話の家庭の幸福を司る女神“Juno”と、果実がハートの形をしていることが、ジュノハートの名前の由来です。

ジュノハートの特徴と追求された美味しさ

「ジュノハート」来歴

甘みが強く、味わいに定評のある「紅秀峰」に、果実が大きく種離れの良いカナダ原産の「サミット」を交配して生まれたのが「ジュノハート」です。
数十種類の組み合わせの交配を行って、芽を出させ、果実が実ったものの中から、味の良いものを選抜し続けた。その中でも特に味の良いもので、特徴的なものを選び、さくらんぼ農家にも試験栽培してもらい、関係者から意見を聞くことを繰り返しました。

繰り返すこと14年。赤く大きく、そして強い甘さのある品質が安定し、平成24年3月に品種登録出願、平成25年12月に登録が叶い、着手から22年もの月日を経てようやくデビューとなりました。

目指す、世界で愛されるさくらんぼ

お話を伺ったのは「ジュノハート」を開発した青森県産業技術センターの土嶺さん。
県内でも気候が異なる津軽・南部・下北地方と、青森県全域で栽培でき、大玉で食味の優れ、海外でも勝負できる品種を目指して交配し、選抜を行ってきました。
まずは、栽培方法を普及し、「ジュノハート」が全国でメジャーな品種になって欲しい。いずれは海外へ輸出されて有名になって欲しいと土嶺さんは話されていました。

南部町おうとう「ジュノハート」ブランド化推進委員会

「ジュノハート」生産者さん

南部町おうとう「ジュノハート」ブランド化推進委員会は、現在50人を超える生産者が一丸となって取り組んでいます。10年後に一大産地にするという目標を掲げ、栽培・品質基準をしっかり守り、生産者だけでなく流通業者も含めて、産地全体でブランド化を進めています。

当委員会の会長を務めるのは、南部町に園地をかまえる山本チェリーファーム、代表山本さん。
「ジュノハート」の見た目、味わいにはもちろん優位性があり、これまで主力品種であった佐藤錦と紅秀峰の間に収穫期を迎えることや、生産者にとって栽培管理・収穫・箱詰め作業がしやすいこと、日持ちが良いことなどから、生産者としてもありがたい品種だと感じているそうです。

「ジュノハート」

「ジュノハート」は、全国に打ち出していくのにふさわしい品種だと感じ、デビュー前から栽培に取り組んでいる南部町では、着果後の降水量や時期、または水やりが影響すると言われている果実の割れに気を配るほか、南部町主催で栽培講習会を行い、山形中央青果で一番品質の良いさくらんぼを出荷する生産者を講師に招き、剪定方法や防除方法について地域全体で勉強しています。

プレミアムランクの「青森ハートビート」

五戸町 地図

大粒のジュノハートの中でもさらに粒が大きく、「秀」「特秀」と品質検査で認められたものだけが呼ばれるブランド「青森ハートビート」。
その大きさは、4L(横径3.1センチ以上)サイズのものだけに限定されます。

「青森ハートビート」

世界でもまだ類を見ない大きさと味わいの「青森ハートビート」は、贈り物に喜ばれるまさに旬の逸品です。

「ジュノハート」問い合わせ先

問い合わせ先 青森県総合販売戦略課
Webサイト 「ジュノハート」公式Webサイト
電話番号 017-722-1111(代表:内線5006)

旬の食材

2010年6月
青森の工芸品

2013年6月
深浦マグロステーキ丼

2009年6月
海峡サーモン

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