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弘前在来トウガラシ「清水森ナンバ®」(2019年7月)

2019年7月 旬の食材「弘前在来トウガラシ 清水森ナンバ®」

青トウガラシは7月中旬から収穫が始まり、徐々に色づいていき、赤くなったトウガラシは10月末ごろまで収穫することができる、弘前在来トウガラシの「清水森ナンバ®」。(※天候により前後する可能性有)
今回は「清水森ナンバ®」の歴史や特徴、おすすめの食べ方などをご紹介します。

「清水森ナンバ®」の歴史

清水森ナンバ

約400年も前から!

津軽地方で古くから栽培されてきたトウガラシで、始まりは約400年も前のこと。
津軽の藩祖であった津軽為信が京都の伏見稲荷から持ち帰り広めたと言われています。

為信はお礼にと、京都から旅行に来ていた百姓にひょうたん型のかぼちゃの種を贈ったことで、鹿ケ谷(ししがたに)かぼちゃが京都の伝統野菜となったそうです。(※諸説あり)

なぜ「清水森ナンバ®」という名前なの?

「ナンバ」は、津軽地方で使われるトウガラシの呼び方で、南蛮に由来しているといわれています。
「清水森」は、弘前市の清水森地区のことです。昭和30年ごろまではナンバの栽培が盛んで、最盛期には10haほどの作付面積があり、全国の一大産地として名を馳せていました。

弘前市の中心街であった土手町のこみせでは、トウガラシ粉や収穫したそのままのトウガラシを藁で編んでいくつも繋げたものなどが売られていたようです。
しかし、昭和40年代以降、安価な輸入唐辛子が全国に流通するようになると生産量が激減し、平成10年ごろには20~30aまで減少しました。

「清水森ナンバ®」の特徴

大きさ・味・栄養価

清水森ナンバの畑

「清水森ナンバ®」の果実は大長型で、青トウガラシから成熟すると濃赤色の赤トウガラシになります。赤トウガラシが実る成熟期になると、苗の大きさは大きいもので1.5mぐらいまでぐんぐん伸びていきます。

青トウガラシのときは辛味成分の値(カプサイシノイド含量2.86mg/100g当たり)が少なく、赤トウガラシになるにつれ値(カプサイシノイド含量82.8mg/100g当たり)が大きくなっていきますが、鷹の爪の辛味成分の値(カプサイシノイド含量301.2mg/100g当たり)に比べるとかなり低く、甘みを含んだまろやかな辛味と香りの良さが特徴です。

弘前大学農学生命科学部の蔬菜花卉研究室調べによると、国内の他品種よりも糖分の含量及び、ビタミンC、Eの含量が高く、栄養価の高いトウガラシという研究結果が見られています。

トウガラシ果実の成分比較表

在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会 発行
『弘前在来トウガラシ清水森ナンバ®-その由来と栽培法-』より引用

栽培

清水森ナンバ®生産エリア 地図
清水森ナンバ®生産エリア 地図

「清水森ナンバ®」は生産・加工含め129会員しか作ることができません。絶滅の危機にさらされていることから、弘前大学農学生命科学部で種が作られており、苗業者に卸し、会員に配られます。また「清水森ナンバ®」は、弘前市、西目屋村、大鰐町、田舎館村、平川市の5市町村でしか栽培できません。

絶滅の危機を脱しようと、ひたすらに栽培量や生産量を増やすのではなく、正しい栽培の仕方を学んだ会員のみが生産することで、「清水森ナンバ®」のブランド価値を高めているのです。

清水森ナンバ 成長過程

収穫

7月中旬から10月末まで花が繰り返し咲き、追肥していくと1本の苗から何度も果実を収穫することができます。
開花→25日後(青トウガラシ)→50日後(赤トウガラシ)が、収穫の目安です。
写真の左からそれぞれ、
①開花1週間程度
②開花2週間程度
③開花25日後(青トウガラシ収穫時期)
④開花50日後(赤トウガラシ収穫時期)
⑤収穫後に乾燥したもの
です。

何度か開花~収穫を繰り返し、1本の苗から約2.5~3kgの「清水森ナンバ®」が収穫されます。年間生産量は天候に左右されることもありますが、平均で約20トンが生産されています。

在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会

清水森ナンバ 公式ロゴ

2004年に地元関係者や学識経験者などの産学官連携による、在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会が発足しました。
現在では「清水森ナンバ®」の商品名で、一味唐辛子や一升漬(地域によっては三升漬とも呼ばれる)、なんばん漬、醤油漬、グリーンカレーペーストやチリソース、ソフトクリームなど様々な加工品が展開されています。

2008年には弘前市の津軽遺産認定実行委員会が決定する「津軽遺産」のひとつに認定されるなど、「清水森ナンバ®」のブランド化は着実に進んできました。在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会は、今なお調査や研究を進めており、更なる良品生産やブランド化を目指しています。

在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会の活動

清水森ナンバ 鉢植え体験の様子

研究会の活動として、弘前市内または周辺地域の学校との交流もあるそうです。小中学校では「清水森ナンバ®」鉢植え体験をしたり、高校、大学、専門学校では「清水森ナンバ®」を使ったメニュー開発を行ったり、周知活動を積極的に行っています。
在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会会長の中村元彦さんは、このような活動を通して、さらに生産することができる会員を増やしていきたい、とおっしゃっていました。

美味しい食べ方は?

在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会の中村会長のおすすめの食べ方は、「一升漬」と「清水森ナンバ®ソフトクリーム」だそうです。

一升漬

清水森ナンバ 一升漬

加工済みの一升漬を購入することができますが、簡単なのでぜひ作ってみるのもいいかもしれません。
冷や奴にのせたり、納豆に混ぜたり、炒め物にアクセントとして加えたり、様々な料理にアレンジできます。

■材料割合
・清水森ナンバ®青トウガラシ…1升
・米こうじ…1升
・醤油…1升
※上記の割合でお手持ちの保存びんなどで少量でも作ることができます

■作り方
①清水森ナンバ®(青)を2~3ミリに刻む。
②米こうじを固まりが残らないようにパラパラにほぐす。
③樽やびんに材料をすべて入れ、軽くかき混ぜてふたをする。
④約2~3ヶ月で美味しく漬かります。長期保存の場合は煮沸して冷蔵庫で保存。

清水森ナンバ®ソフトクリーム

清水森ナンバ ソフトクリーム

弘前公園東門すぐそばにある、津軽藩ねぷた村の中で食べることができます。

バニラアイスに、「清水森ナンバ®」の粉末が練りこまれており、後から来るほんのりした辛味が癖になる一品です。ソフトクリームに追加でかけることができる一味唐辛子も常備されているので、辛さをお好みに調節することもできます。
バニラアイスが下段に隠れているので、だんだん辛くなってきても、最後は甘く食べ終えることができる気遣いも嬉しいです。

購入できる場所

青森県内

津軽藩ねぷた村
住所 青森県弘前市亀甲町61
電話番号 0172-39-1511
Webサイト 津軽藩ねぷた村
青森県観光物産館アスパムの地場セレクト
住所 青森県青森市安方1丁目1
電話番号 017-777-3679
Webサイト 青森県観光物産館アスパムの地場セレクト

青森県外

特産品センター(東京)
住所 東京都中央区新富1-3-9東光ビル1F
電話番号 03-5540-7311
Webサイト 特産品センター

ネットショップ

青森の店
住所 青森県弘前市亀甲町61
電話番号 0172-39-1511
Webサイト 青森の店

お問合せ

在来津軽「清水森ナンバ®」ブランド確立研究会

住所 青森県弘前市亀甲町61 青森県特産品センター内1F
電話番号 0172-39-1811
FAX 0172-39-1212
Webサイト 在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会
青森県産アンテナショップ青森の店>清水森ナンバ®

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