むつ市の国道338号線沿い、むつ市役所本庁舎内に下北地域の農林水産物を販売する「JA産直プラザ」があります。
この直売所は、十和田おいらせ農協が運営し、農協の組合員などおよそ60名で組織された「JA産直の会」の野菜等を販売しています。
むつ市は「むつ市のうまいは日本一!」をキャッチフレーズに、地元農林水産物等の販売促進に取り組んでおり、「JA産直プラザ」は、下北地域自慢の農林畜産物を紹介するベースとして平成21年9月にオープンしました。
今期のおすすめは「ほっかりん」と「アピオス」です。
「ほっかりん」は、平成24年から販売を開始した、新しい下北のお米です。青森県産業技術センター農業総合研究所藤坂稲作部で育成され、アミロース値が低いため、お米の柔らかさと粘りが強く冷めてもおいしくいただけます。まだデビューしたばかりのため、販売している場所は少ないものの、食味の良さから徐々に人気が高まりつつあります。
また、「アピオス」は、アメリカホドイモとも呼ばれるマメ科植物で、地中にできる3cmくらいのラグビーボールのような形をした芋です。ここでは、生と冷凍の2つの形態で販売されています。カルシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラル、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン群が含まれ、食物繊維も豊富で栄養抜群です。
冬期間は野菜などの品目が少ないのですが、それでも近くの生産者のホウレンソウや白菜、キャベツなどの野菜やりんご、加工品などが販売されています。
直売所を運営している農協では、出品者に対し、多品目を生産し、できるだけ出荷を切らさないで欲しいとお願いしているほか、農協の管内が広い地域に及ぶことを利用して、管内の各種の生産物を交流させて品目数を確保し、来店したお客さんの要望に添うように努めているとのことでした。
また、べこもちや漬物といったおなじみの加工品や脇野沢産として有名なイノシシ肉とその加工品、下北のヒバの工芸品などを通年販売しています。また、農産物直売所としては珍しく、漁協の協力によりナマコなどの旬の魚介類や魚の加工品を店頭に並べています。
そのほか5月から11月にかけては、月に1度、夕市を開催して、お買い得な旬の生鮮魚介類等が店頭に並ぶイベントを実施しているほか、毎年11月にはむつ市と農協が主催してJAふれあいまつりを開催しています。
”むつ市のうまい”を楽しめる「JA産直プラザ」に是非お出かけください。
基本情報
住所 | 〒035-0073 青森県むつ市中央1-8-1むつ市役所内(地図) |
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TEL | 0175-22-9831 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 年末年始、日曜日 |