青森のうまいものたち

「まさかりプラザ 野菜とりたて市」は、むつ市の市街地、JRバス田名部駅前にある観光とイベントの情報を発信する総合施設「むつ来さまい館」のイベント広場入口（むつ下北観光物産館「まさかりプラザ」向い）に建つ小さな直売施設です。

運営主体は、大曲地区の篤農家が組織する「むつ市いきいき地場野菜即売協議会」で、正会員4人のほか5団体の野菜や花、加工品などが販売されています。

今の時期のおすすめは、ほくほく感と甘みが売りのカボチャ「ダークホース」とスイカ。他にもとりたてのトウモロコシや昔懐かしいマクワウリ、蝦名正雄さんの作ったおいしさで有名なトマトが並び、直売所を「近所の冷蔵庫」と呼ぶ人がいるほど、野菜の種類が豊富です。
とりたての野菜のほかには、漬物や味噌などの加工品、春の苗ものをはじめ季節の花々も並び、篤農家の手によるものだけあって、品質は折り紙付きです。

また、このとりたて市の特徴は、販売員の斉藤とま江さんが「ジュニア野菜ソムリエ」の資格を持っていることです。店内には、手書きによる野菜の豆知識が掲示されており、食べ方や保存方法、栄養に関する知識が得られるほか、斉藤さんに聞けば、マクワウリの食べ頃の見極め方、大きなカボチャをカットする際のコツ、青いトマトの食べ方など、野菜をたっぷり楽しむためのノウハウも教えてもらえます。

このほかに、斉藤さんは、毎週木曜日（1と3の付く日を除く）に予約制で「やさい教室」を開催しており、旬の地場野菜のおいしさを活かす料理の提案も行っています。『地元の野菜をたっぷり味わって欲しいから、野菜をたくさん使う簡単料理を5品くらいつくります』とのことで、とりたて市で野菜をどっさり買った後、料理のレパートリーを増やすために参加してみてはいかがでしょうか。

これからも9月22日（土）豊漁豊作祈願祭、1の市、3の市などのイベントがあり、たくさんの出店が並びます。むつ市の品質のよい野菜を味わう楽しみができる「野菜とりたて市」に是非お越しください。