青森のうまいものたち

風間浦村の下風呂温泉から大間町に向かう国道279号線の大間町に近い蛇浦地区の道路右手（海岸沿い）に「布海苔投石事業発祥」の地碑と「布海苔発祥の由来」と書かれた副碑が建っている布海苔記念公園があります。 この公園内に平成25年5月3日に新しく「産地直売所」がオープンしました。

この直売所は、風間浦村の農家や漁家など18人で構成する「かざまうら産直友の会」が運営しています。「かざまうら産直友の会」は、風間浦村で地産地消を進めようと有志が集まったのがきっかけで平成20年9月に発足しました。これまでは、自分たちが生産している農産物や海産物などを風間浦村活イカ備蓄センターの日曜朝市で販売していましたが、今回、常設の直売所を開設したことに伴い、日曜朝市と平行して販売を行うことになりました。

販売しているものは、スーパーなどではなかなか見かけない風間浦村産の岩海苔や昆布、ひじき、天草などの海草がメインで、他に会員の栽培した野菜や今の時期はしどけ、わらび、ウド、ふきといった山菜です。

そのほか、村口産業で作る特産のヒバの木工品など手づくりの手工芸品を買うことができます。

開設したばかりなので、これから品揃えやイベントについて試行錯誤していきたいとのことですが、今のところは、布海苔汁のサービスデーを不定期に実施するなど、会員それぞれが自慢の産品を地元の人や観光客においしく食べてほしいと考えています。販売が軌道にのれば、冷蔵ケースを準備し、お総菜などの加工品も販売したいという意向もあり、今後の活動が楽しみです。

下風呂温泉や大間町におでかけになる際には、真新しい木の香りがする小さな産地直売所、ふのりちゃんに是非おでかけください