八戸市から国道340号線で南郷区に向かい、南郷区役所がある十字路を左折して、南郷インターチェンジを過ぎてしばらく走ると、龍興山神社を過ぎたところに「森の直売所」があります。
八戸市南郷区の総合情報館である『朝もやの館』に併設されているこの直売所は、島守田園空間博物館運営協議会の運営で、地元の農家およそ50名で組織される「森の直売所部会」の会員の野菜や果物、加工品などを販売しているほか、そばが食べられるコーナーもあります。
野菜は、夏から秋にかけては、きゅうり、トマトが中心ですが、これからはの時期は白菜や大根、長芋など、1月からはホウレンソウやオータムポエムとなります。果物は、寒暖の差がある土地柄で、蜜の入った「ふじ」をはじめとするりんごが主体で、夏は特産のブルーベリーやさくらんぼが並びます。そのほか、お寺(高松寺(こうしょうじ))が近いことから、切り花も一年を通して販売されています。
そして、なんといっても南郷といえばそば。南郷そば振興センターのそばはもちろんですが、ここでは、「やがらそば」という水車で挽いたそば粉も販売されています。水車で挽いたそば粉は、殻ごと挽くので色は黒いのですが、風味がありなかなかの人気となっています。
この直売所の大きな特徴は、年間を通してイベントが多いことです。幹線道路沿いではない立地であるからこそ、魅力あるイベントを開催することで多くの人に足を運んでもらい「森の直売所」やこの地域の良さを知ってほしいと工夫を重ねているそうです。
これからの時期、2月には「えんぶり」や「雪蛍まつり」が開催され、これに合わせておしるこやせんべい汁の販売も行われます。
3月には神楽を鑑賞できる「春祈祷」、6月第一土・日曜日には「春祭り」、7月には「ほたる鑑賞会」、10月の第三日曜日には普段は食べられない手打ちの「やがらそば」が食べられる「新そば祭」、11月の第一日曜日(周辺)には「秋の収穫感謝祭」と目白押しです。
直売所の部会員の皆さんは、イベントがあるときのお手伝いをはじめ、日頃から施設周りの草刈りなどの環境整備に努めており、お客さんに自然の豊かさを満喫してもらおうと意欲的です。また、品質のよいものしか直売所に並べたくない、いいものだけを直売所に出したいという思いが強いということでした。
四季折々のイベントや、理想の田園空間を楽しむことが出来る「森の直売所」に是非お出かけください。
基本情報
住所 | 〒031-0202 青森県八戸市南郷区大字島守字古坊61-2(地図) |
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TEL | 0178-80-8099 |
営業時間 | 9:00~18:00(4~10月)、9:00~17:30(11~3月) 食堂は水曜定休日(平日11:00~14:00、土日11:00~15:00 |
定休日 | 12月31日~1月2日 |