五戸町から国道454号線を十和田湖方面に走り、二の倉ダムを過ぎると、右手に「道の駅しんごう」があります。ここには、(財)新郷村ふるさと活性化公社が運営する「地場産品直売センター」があり、近隣の農家などから出荷された野菜や果物、加工品などを販売しています。
この直売所の特徴は、乳製品の加工品が充実していること。(財)新郷村ふるさと活性化公社が製造する牛乳や飲むヨーグルトのほか、豊富な種類のアイスクリームが並んでいます。最近、発売したのが十和田に在住するフレンチレストランのシェフが監修したバジルアイスとバターナッツアイス。このバジルアイスは、「FOODEX JAPAN 2012」にて行われたご当地アイスグランプリで最高金賞を受賞した逸品です。そのほか、南部煎餅に新郷村の牛乳とバターを使った生キャラメルを挟んだ生キャラ煎餅が発売されるなど、目新しい商品が次々と生まれ好評となっています。
その他の加工品としては、きんか餅やこうじなんばん、漬物などがあり、きんか餅は午前中に売り切れてしまうほどの人気だそうです。こうじなんばんや漬物などが並んでいる冷蔵ケースは、それぞれ試食ができるようになっており、製造者の名前を指定して注文するお客さんもいるとのことです。
生鮮品は、春は山菜、夏はにんにく、秋はきのこが目玉とのことですが、新郷村はしいたけの産地であることから、生しいたけ、干ししいたけがたくさん売られています。時期によっては棚に並ばない時もありますが、取材時には干ししいたけが山盛りになっており、1袋詰め放題で500円という破格の値段で販売されていました。お話を伺った産直担当者の長根さんによれば、野菜などを出荷している生産者が奥ゆかしいためか、どうしても価格の設定が安くなってしまうのだそうです。「新鮮で安いこと」が売りでもあるとのことでした。
直売所自体はそれほど大きい施設ではありませんが、施設内には村内の「しもに商店」が出店する軽食コーナーがあり、すいとんやおでん、馬すじ鍋(週末のみ)が食べられるほか、新郷村の「朝市工房 福ふく」の布ぞうりやトートバッグ(オーダーメイドも可)も販売しており、新郷村をまるごと楽しむことが出来ます。
毎年、10月には(平成24年は10月7日(日)の予定)、屋外にも様々な出店が並び多くの人達で賑わうイベント「ふるさとまつり」が開催されます。
秋のイベントも楽しみですが、新緑のこの季節も、十和田湖方面を訪れる際には「道の駅しんごう新郷村地場産品直売センター」で一休みしてから、お出かけなさってみませんか。
基本情報
住所 | 〒039-1801 青森県三戸郡新郷村大字戸来字雨池11−2(地図) |
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TEL | 0178-78-2511 |
営業時間 | 9:00~17:00(4月下旬~11月上旬) |
定休日 | 水曜日(夏休み期間(※)中は無休) ※夏休み期間は毎年異なりますので、定休日は直接産地直売所 へご確認ください。 4月下旬~11月上旬以外は冬期閉鎖のため休業 |
オフィシャルサイト | http://www.marumarushingo.com/ |