本シーズン到来！「青森りんご」 | 青森のうまいものたち

今年もやってきました、中生から晩生にかけてどんどん収穫される、りんごの季節です。
品種が改良され、早い品種では8月頃から食べられるようになりました。朝晩の冷えが見られるようになってきた10月から中生種と呼ばれるりんごの品種の収穫が始まり、世界に愛されてきた品種、“ふじ”が11月頃からと、リレーして収穫が続いていきます。
これからの季節はりんご好きな方にとってたまらない季節です。

青森県のりんご栽培の歴史

明治8年頃、内務省勧業寮から青森県庁にりんご苗木が3本配付され、構内に栽植されました。その後、米国人宣教師ジョン・イング師によって西洋りんごとして初めて青森県に紹介されたと言われてます。

現在の弘前市や藤崎町などでりんごの生産団体が結社され、りんご園が作られたことが産地としての栽培が始まりでした。
これまでの歴史で何度も病害虫の被害や自然災害に遭い、産地の危機もありましたが、日本だけでなく、海外にも輸出されるなどし評価を受け、青森りんごの歴史は続いてきました。

関連リンク：青森りんごの歴史（青森県庁ホームページ内「青森りんごの歴史」）

関連リンク：青森県産業技術センター「りんご史料館」

青森県のりんご

青森県のりんごは日本で生産量第一位で、特産果樹として全国に知られています。
それでも生産量のピークであった昭和40年、572,100tに比べて現在は約415,900t（平成29年産）と生産量が下がってきています。
これは、栽培の歴史が長くなったことで樹の老齢化等によって収量が下がってきていることと、少子高齢化による担い手不足等が挙げられます。
それでも日本全国で見るとダントツの生産量で、日本のりんご生産量の約57％を占めています。

世界的に有名になった“ふじ”の生産量が圧倒的ですが、そのほかにも早生品種の“つがる”や緑品種で一番有名な“王林”も次いで多い生産量となっています。

一般的にりんご＝赤のイメージが多く、黄や緑色のりんごは酸っぱいというイメージを持たれることが多くあります。
青森県で生産量も増えてきている、“トキ”や“星の金貨”、“シナノゴールド”、“ぐんま名月”等の黄色いりんごは、酸味も少なく赤いりんごに負けない甘さやジューシーさがあります。これまでのイメージを覆し、赤いりんごと同じように親しんでもらえるよう、黄色いりんごのプロモーションなども積極的に行われています。

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