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青森のうまいものたち

青森県の「ぶどう」(2018年9月)

2018年9月 旬の食材 ぶどう

青森県に存在していた日本最大級の縄文集落跡、三内丸山遺跡。当遺跡が栄えていたとされている約5500~4000年前の縄文時代のものと推定される、多くのブドウ属植物種子が発見されています。
ぶどうは縄文時代から青森県に根付いていた植物だということがわかります。今日は秋からシーズン本番となる青森県の「ぶどう」をご紹介します。

畑のスチューベン
色づき始めたスチューベン
スチューベン
収穫時期を迎えたスチューベン
ナイヤガラ
ナイアガラ

青森県のぶどう

キャンベル・アーリー

「ぶどう」と言えば、日本で見ると山梨県や長野県が大産地で知られ、大粒で種なしのものが人気高く、流通が多くなってきています。
青森県では、昔ながらのぶどうで小粒でも糖度が高くジュースなどに加工にも向く品種等も栽培されています。
青森県では鶴田町、南部町、平川市の町で全ぶどう栽培面積の約53%を占めています。栽培品種は、津軽地方では‟スチューベン”、南部地方では‟キャンベルアーリー”が主に作られています。

スチューベン
アメリカ合衆国ニューヨーク生まれの黒ブドウ品種で、小粒ですが甘みが強く酸味もバランスが良くきいている品種です。他のぶどう品種に比べて貯蔵性が高く、秋に収穫されても保冷施設で適正に貯蔵されることで2月頃まで出荷ができる珍しいぶどうです。

キャンベル・アーリー
スチューベン同様、昔ながらの黒ブドウ品種で、糖度が13~16度で程よい酸味もあるため根強い人気がある品種です。

「ぶどう」は、近年の気候温暖化の影響によって夏秋の高温が原因で暖地では着色不良などが起きているといわれています。夏はしっかり気温も上がりますが、春秋には昼夜の寒暖差も大きく年間を通じて冷涼な気候である青森県は、日本のぶどう栽培地の中でも適地化してきていると言われています。

旬の時期だけ、収穫したての「ぶどう」を味わおう!

青森県内のぶどう栽培が盛んな地域では、ぶどう狩りや観光農園も楽しめます。
採れたての「ぶどう」は極めて鮮度が良く、スーパーに並んでいるものと比べてジューシーさが違います。
旬の今を逃さず、観光農園でぶどう狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

【南部町】ぶどう狩り
ながわ農業観光案内所 リンク:(青森観光情報サイトアプティネット

【鶴田町】観光農園(ぶどう園)
鶴田町役場企画観光課 リンク:(青森観光情報サイトアプティネット

【青森市】幸畑観光ぶどう園
青森県青森市幸畑阿部野163-6 リンク:(青森観光情報サイトアプティネット

ぶどう狩り
ぶどう狩り
ぶどう狩り

おすすめの食べ方と保存方法 -スチューベン編-

スチューベンぶどう作付け面積・生産量ともに日本一の産地、青森県鶴田町からおすすめの食べ方を聞きました。

1.食べる前に洗う
貯蔵性が高いスチューベンは、冬まで貯蔵され、出荷されてできますが‟ブルーム”という、水分などを保つために皮にまとっている白い粉状のものが取れてしまうと貯蔵性が一気に低くなってしまいます。
食べる前に洗った方がスチューベンがより良い状態で食べられます。

2.皮から実を吸うようにして噛まずに種ごと食べる
スチューベンは糖度が高いですが、皮と実の間、種のまわりは酸味が強い為、噛まずにツルっと飲み込んだ方が高い糖度のスチューベンを楽しめます。

3.タッパーなどで密閉し、野菜室へ
水が付くと劣化が早まり、乾燥すると水分が飛んでしまうので密閉容器で保存するのがおすすめです。

 情報協力:鶴田町産業課
参考サイト:冬ぶどうつるたスチューベン(https://www.steuben.jp/about.html)

つるたスチューベンまつりin 道の駅「つるた 鶴の里あるじゃ」

スチューベンジュース

青森県鶴田町の道の駅「つるた 鶴の里あるじゃ」では、毎年収穫時期である10月初旬にスチューベン祭りが開催されています。
スチューベンを使った加工品(ソフトクリームや大福 等など)を楽しめる他、限定商品、採れたてのスチューベン生絞りジュースなどもあります。

お問合せ

道の駅つるた 鶴の里あるじゃ
http://www.tsurunosato-aruja.com/

山ぶどうも旬を迎えます

山ぶどう

もともとは山に自生している山ぶどうは9月下旬~10月上旬にかけて旬を迎えます。青森県では休耕地や樹園地を有効活用するため山ぶどうの栽培も進んでいます。山ぶどうは生食用のブドウよりも粒が小さく種も大きいためほとんどがジュースやジャム、ワインなどに加工され流通します。

もともと自然界に自生している山ぶどうは、栽培方法などが知られていなく生産者も少なかったことから、1991~1998年にかけて青森県産業技術センター(県南果樹部)で研究がすすめられました。現在も、多くはありませんが山ぶどうが栽培され、晩秋から収穫され、ジュースなどが商品化されています。

「ぶどう」産地の販売店

名称 道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」
住所 〒038-3503
青森県鶴田町大字境字里見176-1
電話 0173-22-6971
名称 板柳町農産物直売アンテナショップ「とれたて市」
住所 〒038-3622
青森県板柳町大字福野田字本泉34-6
電話 0172-73-3293
名称 こしみずやさい市
住所 〒038-2806
青森県つがる市森田町森田平山112-1
電話 0173-26-3002
名称 じょんからの里直売所
住所 〒036-0343
青森県黒石市浅瀬石字村元102-1
電話 0172-53-1429
名称 JA青森 あすなろ野菜パーク
住所 〒038-1331
青森県青森市石江字江渡59-13
(JA青森あすなろ統括支店)
電話 017-766-5125
名称 こだわり産直新町の市
住所 〒038-1331
青森県青森市新町2丁目5-5
電話 017-722-8030
名称 ファームヴィレッジなんぶ
住所 〒031-0114
青森県三戸郡南部町沖田面字千刈5-3
電話 0179-34-3737
名称 名川チェリーセンター
住所 〒039-0614
青森県三戸郡南部町虎渡西山27-1
電話 0178-75-0194
名称 朝市クラブ新鮮組
住所 〒039-0121
青森県三戸郡三戸町豊川久保15-1
名称 なんぶふるさと物産館
住所 〒039-0106
青森県三戸郡南部町相内辰ノ口2-25
電話 0179-34-3437

旬の食材

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