津軽のりんご農家が、りんごに注いできた栽培技術を活かし、丹精込めて育てあげた、今が旬の「津軽の桃」をご紹介します。
「津軽の桃」生産のきっかけ

平成19年からは、田舎館村の生産者も参画し、生産母体となる「津軽もも生産部会」を設立。平成21年度には黒石市、今年度からは旧尾上町生産者も参画し、現在は「津軽みらい農協もも生産組織協議会」が中心となり、栽培を行っています。現在、生産者は50名、栽培面積は8.5haと、生産者数・栽培面積ともに、年々拡大しています。
「津軽の桃」のこだわりとは?
津軽の桃は、津軽地方の昼夜の寒暖差が大きい自然環境によって、果肉がしまり、深い甘みのある桃で、日持ちの良さも特徴です。
また、JA津軽みらいでは、平成19年度に県内で初めて桃の「光糖度センサー」を導入し、美味しい桃を出荷しています。また、生果用だけではなく、加工用の桃もセンサー選果するという徹底ぶり。
栽培方法にもこだわりがあり、一部の生産者は「斜立主幹形」という片側へ剪定する方式を取り入れ栽培しています。また、りんご栽培技術を活かし、実すぐり(摘果)作業も1つ1つ丁寧に行うなど、美味しい桃を作るための作業を怠りません。




「津軽の桃」の品種リレー
例年、津軽の桃の出荷は8月上旬から10月上旬頃まで。様々な品種の出荷リレーによって、約2か月間出荷することができます。
8月上旬の「夏かんろ」「恋みらい」「あまとう」から始まり、8月中旬には「あかつき」、8月下旬には「おどろき」、9月上旬には主力品種である「川中島白桃」・「黄金桃(おうごんとう)」、9月下旬には「だて白桃」と、10月上旬まで出荷が続きます。
各品種毎に、甘さや固さ、大きさもそれぞれ異なりますが、津軽の桃の主力品種「川中島白桃」(9月上旬~中旬)は、300~350gと大玉で、果肉はやや硬めで食感が良く、果汁が多くて甘みが強いのが特徴です。
津軽の桃は、平場と山手で栽培しており、同じ品種でも、山手の収穫は平場よりも1週間程度遅れるため、同じ品種でも2週間程度出荷することが出来ます。
他県産に比べて、出荷時期は遅めですが、主産地の出荷が終了した時期に出荷できることから、市場からの引き合いが非常に高い桃です。


統一段ボールで全国各地へ「津軽の桃」を発信!
昨年には、「津軽の桃」のブランド化を進めるため、新たに統一ロゴマークを作成しました。このロゴマークはポスター・パンフレット等各種媒体に使用する他、出荷箱にもロゴマークを印字し、関東・関西方面、遠くは九州の市場まで出荷しています。


「津軽の桃」を使ったおいしい加工品
また、加工品に使いやすいよう、ペーストやピューレ、シロップ漬けなど一次加工品も開発して、販路拡大に努めています。

桃のソフトクリーム(産直センターひらか)

飲むもも酢(カネショウ)

桃水(ももさわ菓子舗)

その他にも美味しい桃スイーツがたくさんあります。






「津軽の桃」を購入できるのは?
平川市にある「産直センターひらか」では、桃(生果)はもちろん、各種桃スイーツを販売しています。ぜひ一度、津軽の桃をご賞味ください。
産直センターひらか(平賀グリーンセンター)
住所 | 〒036-0111 青森県平川市小和森上松岡211-1 |
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TEL | 0172-44-1200 |
営業時間 | [4月~11月] 8:30~18:00 [12月~3月] 8:30~17:00 |
定休日 | 年末年始 |
ホームページ | http://www.ja-tsugaru-mirai.or.jp/chokubai/chokubai.html |
お問い合わせ先
JA津軽みらい 平賀基幹グリーンセンター(津軽もも生産部会事務局)
TEL | 0172‐44‐8490 |
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FAX | 0172‐44‐8493 |