津軽の伝統野菜「清水森ナンバ(唐辛子)」をご紹介します。
清水森ナンバとは?
清水森ナンバとは、津軽地方で古くから栽培されている在来種のトウガラシのことです。栽培の歴史は古く、津軽の初代藩主である津軽為信公が京都の伏見稲荷から持ち帰り、弘前の農家が栽培したのが始まりと伝えられています。昔は、弘前市清水森地区とその周辺の農家のほとんどが栽培しており、家の軒下に吊されていました。しかし、昭和40年代から輸入唐辛子が流通するようになると、姿を消す寸前まで生産量が激減しました。
そんな伝統野菜を守り抜こうと、2004年に地元関係者や学識経験者など産学官・農商工連携による在来津軽「清水森ナンバ」ブランド確立研究会を発足させ、種子の確保や育苗、栽培体系の確立により、良品生産を進めています。(商標登録済・遺伝子解明済)
清水森ナンバの特徴
清水森ナンバは、なんといってもまろやかな甘味と豊かな風味が特徴です。
辛味成分であるカプサイシンが通常よりも少なく、また他品種に比べて糖分やビタミンA・C・Eの含有率が高いこともあって、まろやかで風味豊かな味わいとなります。
青ナンバは7~10月まで収穫、赤ナンバは9~10月まで収穫されます。
辛味成分であるカプサイシンが通常よりも少なく、また他品種に比べて糖分やビタミンA・C・Eの含有率が高いこともあって、まろやかで風味豊かな味わいとなります。
青ナンバは7~10月まで収穫、赤ナンバは9~10月まで収穫されます。
清水森ナンバの「一味唐辛子」
じっくり乾燥させ丁寧に粉砕すると、深みのあるマイルドな一味唐辛子が出来上がります。ラーメンなどの麺類はもとより、焼き鳥や野菜炒めにもピッタリです。 県内では、津軽藩ねぷた村や青森県観光物産館アスパムの地場セレクト他、都内であれば新富町の特産品センターでも購入することができます。
さらに美味な食べ方「一升漬け」
この地方の郷土料理で一升漬け・なんばん漬けがあります。青ナンバ・米麹・醤油を各一升ずつ混ぜてつくるもので、清水森ナンバでつくればより風味が増し美味しい一升漬けができあがります。
作り方は、よく洗った清水森ナンバを小さく切り、材料を全部入れてまんべんなく混ぜるだけ。3か月程度置くと、味が馴染み風味豊かな美味しい一升漬けとなります。出来たてのご飯やお豆腐の上にのせたりすると美味しく頂けます。
作り方は、よく洗った清水森ナンバを小さく切り、材料を全部入れてまんべんなく混ぜるだけ。3か月程度置くと、味が馴染み風味豊かな美味しい一升漬けとなります。出来たてのご飯やお豆腐の上にのせたりすると美味しく頂けます。
横浜町「御なたね油」とのコラボ商品!
横浜町のこだわりの菜種油「御なたね油」とのコラボ商品もあります。御なたね油をベースに清水森ナンバを加えた「御なたね辛味オイル」は、豆腐や餃子の他、カリカリのフランスパンにつけても美味しく頂けます。
お問合せ
在来津軽「清水森ナンバ」ブランド確立研究会 事務局
住所 | 〒036-8332 青森県弘前市亀甲町61(青森県特産品センター内) |
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TEL | 0172-39-1811 |
ホームページ | 在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会 |