実りの秋。青森の大豆が収穫の時期を迎えます。
青森県の奨励品種「おおすず」
「おおすず」は、大きな莢(さや)が鈴なりになることから命名されたもので、粒の大きさや外観が煮豆用として人気の高い北海道産の「つるの子」大豆に似ています。
大粒のため、煮豆にしたときの見た目が良く、軟らかさ、風味、味ともにこれまでの東北地方品種より優れています。 また、豆腐の加工にも適しており、食感も優れています。
栽培上の特徴は、多収であるが成熟が遅い「オクシロメ」に比べて約5日早い中生(なかて)であること、また、茎の長さが20cm程短く倒伏しにくいので、機械化栽培にも好適なことなどがあげられます。さらに「オクシロメ」に比べて多収です。
このような理由から、青森県では栽培もしやすい本品種の特徴に注目し、平成10年度に県の奨励品種として採用されました。
有機農法による大豆栽培「頼れるのは土の力のみ」~有限会社瑞宝~
就農直後から、人や環境に配慮した安全・安心な農産物の生産方式に着目し、農薬や化学肥料を全く使わない有機農業を5aの水稲から始めた三上さん。
試行錯誤の苦労の末、水稲と大豆の輪作体系を計画的に行うことにより、雑草や病害虫の発生を抑制させる自然農法を確立させました。
平成6年、自然農法に関心を持ってくれた農家で「中里町自然農法研究会」を立ち上げ、平成12年、町がすすめる大豆の集団転作を請負う生産組織のひとつに認定されたのを機に、大豆の有機栽培を本格的にはじめ、現在まで有機JAS栽培面積は60haで推移しています。
また、三上さんは、自然農法における先見性と、高齢化で担い手のいなくなった農地の保全や地域農業の活性化に貢献していることが評価され、平成21年には、全国農業コンクールグランプリ・毎日農業大賞、第48回農林水産祭農産部門天皇杯を受賞しています。
栽培している品種は、青森県の奨励品種の「おおすず」。三上さんによると、青森の「おおすず」は、北海道などのものに比べて、良質のタンパクが多く含まれ、軟らかく風味、味ともによいそうです。
県産大豆を使った商品アラカルト
有限会社 瑞宝(中泊町)
三上さんが設立した有限会社瑞宝では、農産物加工施設も建設し、有機大豆を使った味噌を作っています。
毎年1月に木樽で仕込んでいる「有機米みそ」(800g 630円、5kg 2,500円)は、塩気がやわらかく、深みのある味でまろやか。安全安心でおいしいということで、固定ファンも多く、口コミ効果もあり、有限会社瑞宝の他、道の駅森田でも販売されていて、1ヶ月で500kgくらい販売されるとのことです。
有限会社 瑞宝
住所 | 〒037-0305 青森県北津軽郡中泊町大字中里字宝森339-3 |
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TEL | 0173-57-3798 |
FAX | 0173-57-3799 |
下山豆富店(五所川原市)
下山豆富店では、袋豆腐(岩手県産「すずかり」使用)以外の商品は、全て青森県産大豆を使用して作っています。下山豆富店では、30年も前から三上さんの大豆を使っています。 中でも「黄金樹」「むかし絹ごし」「昔手あげ」「豆乳」については、青森県産JAS有機無農薬大豆100%で作っています。
下山豆富店
住所 | 〒037-0305 青森県五所川原市田町173-3 |
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TEL | 0173-34-2012 |
FAX | 0173-34-6762 |
有限会社 かくた武田(青森市)
青森県産「オクシロメ」を100%使用しています。
つぶ納豆(大) 138円
つぶ納豆(小) 78円
ひきわり納豆(大) 138円
ひきわり納豆(小)78円
玄米胚芽納豆 188円
有限会社 かくた武田
住所 | 〒038-0015 青森県青森市千刈一丁目21 |
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TEL | 017-781-8088 |
FAX | 017-781-8089 |
とうふ村(青森市)
青森県産大豆「オオスズ」を100%使用しています。
ビタミン類が最も含まれて おいしいですよ
ソフトとうふ 198円
木綿とうふ 198円
寄せとうふ 248円
油揚げ 128円
おからドーナツ 5ヶ入318円
とうふ村
住所 | 〒038-0059 青森県青森市油川字岡田79-10 |
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TEL | 017-763-2837 |
FAX | 017-763-2837 |
福士とうふ店(五所川原市)
すべて地元青森県五所川原市金木産の大豆100%使用しています。
ソフトとうふ 198円
もめんとうふ 198円
栄養とうふ 198円
福士とうふ店
住所 | 〒037-0064 青森県五所川原市下平井町159 |
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TEL・FAX | 0173-34-2777 |