「赤かぶの漬物」は、雪が降る直前に収穫された赤かぶを、だし昆布、酢、ザラメ等などで漬ける甘酸っぱい味わいの伝統料理で、津軽地方特有の漬物として、各家で代々の味を引き継いでいます。昔は、赤かぶと材料すべてを全部一度に漬ける方法が主流で、立春の頃から春先まで食べられるように漬けられていました。
昔から冬期間の野菜不足を補う日常食として、香の物、酒の肴として親しまれてきた、次代に引き継いでいきたい漬物の一つです。
「赤かぶの漬物」は、津軽地方で昔から栽培されている、皮も果肉も赤いかぶを使ったもので、赤い色素が酢によってキレイに発色するため、地味な色になりがちな冬季の食卓を彩る存在です。