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産地情報 ~“口福”を呼ぶ青森のプレミアムなお肉~ (2020年12月)

“口福”を呼ぶ青森のプレミアムなお肉

青森県の農業といえば、りんごや野菜、お米といったイメージが強いかもしれませんが、県の農業産出額の構成比を見ると実は畜産がトップ(平成29年)!
青森県は、豚肉、牛肉、鶏肉だけでなく、馬肉、鴨肉などバラエティー豊かなお肉が味わえるお肉パラダイス県です。

究極のおもてなし食材「青森シャモロック」

青森シャモロックは、青森県産業技術センター畜産研究所(旧:県畜産試験場)が20年の歳月をかけて開発し、1990(平成2)年に誕生した地鶏です。肉質・食感・風味ともに抜群のおもてなし食材です。

飼育方法やえさにもこだわった、青森生まれ・青森育ちの地鶏

青森シャモロックの父鶏は、きめ細かい肉質と濃厚な味わいをもつ「横斑シャモ」、母鶏は、ダシが良く出る「速羽性横斑プリマスロック」です。青森シャモロックは、この両親の優れた特性を併せ持った青森県自慢の地鶏です。

飼育期間の比較

産地鶏「青森シャモロック」ブランド化推進協議会が定めた飼育マニュアルによって飼育方法が規定されています。たとえば、飼育期間は、雄100日、雌120日と一般的なブロイラー(約40~50日)に比べ約2倍! 飼育密度は1平方メートル当たり5羽以下と定められています。さらに、えさは青森シャモロック用の飼料で、出荷前2週間は青森ニンニク入りのえさを与えます。このように、青森シャモロックは、ストレスのない飼育環境でのびのびと活動しながらじっくりと育ちます。

だしの旨味が広がる鍋や、こんがり香ばしい焼き物でぜひ!

青森シャモロックは、一般的な鶏に比べてグルタミン酸とイノシン酸の含有量が多く、旨味が強いのが特徴です。赤みが強いきめ細かな肉質で歯応えもしっかりしているため、地鶏ファンにも定評があります。鍋料理に使うと濃厚なだしが出て抜群のコクと風味が味わえます。鍋の中で極上のだしをまとった野菜たちはさらに旨味を増し、山盛りの野菜もあっという間になくなってしまうほど。また、青森シャモロックは、焼いて食べると肉本来の旨味が凝縮され、かみしめるほどにジューシーな味わいが広がります。

購入できる場所

<青森シャモロック>

有限会社大鰐振興通販サイト
村越シャモロックパーク通販サイト
株式会社グローバルフィールド通販サイト

全国の地鶏ファンをとりこにする希少食材! その名も「青森シャモロック ザ・プレミアム#6」

「青森シャモロック ザ・プレミアム#6」は、青森県六戸町だけで生産されている希少な青森シャモロックです。青森シャモロックのなかから発育の良い雄を選抜し、青森シャモロックよりも長い約130日間飼育。飼育密度を1平方メートル当たり3羽以下に抑えて育てたものです。これにより旨味成分や歯ごたえがさらにアップし、まさにプレミアム感が味わえる逸品です。

購入できる場所

<青森シャモロック ザ・プレミアム#6>

六戸町観光協会:ふるさと納税


青森県民に親しまれてきた、栄養価が高くヘルシーな馬肉

青森県は、古くから県南地方を中心に馬産地として発展し、馬肉料理の文化が伝えられてきました。馬肉は、低カロリー・高タンパク質・低脂肪なことから、ヘルシーなお肉として人気を呼んでいます。

人と馬との結び付きが強い“戸”が付く地域

馬肉は、別名「桜肉」と呼ばれています。名前の由来は諸説あり、桜が咲く季節に一番おいしく味わえるからという説や、馬肉の赤身が桜の色を連想させるからという説もあります。
青森県の南部地方には、三戸、五戸、六戸、七戸、八戸など、“戸”が付く地名が多く存在します。“戸”は、南部藩が軍馬育成のために設置したもので、「牧場」や「馬の管理などをする行政組織」を表すといわれています。
五戸町にはかつて多くの牧場が点在し、馬の仲買人も出入りし、馬が身近な存在でした。そのため、五戸町では、今も馬肉料理が庶民の味として親しまれています。
五戸町のほかにも、十和田市や津軽地方の五所川原市(旧金木町)などにも馬肉食の文化があり、それぞれの地で古くから馬肉料理が伝えられています。

馬刺しや「桜鍋」、しゃぶしゃぶもおすすめ

馬肉は、低カロリー・高タンパク質・低脂肪なため、ヘルシーなお肉として人気があります。鉄分やグリコーゲンを多く含んでいるため貧血にも良いと言われる優秀な食材です。
馬肉料理の代表格と言えば、馬肉をゴボウやネギ、豆腐などと一緒に味噌味などでいただく「桜鍋」。鍋のしめとしてうどんを入れたり、八戸の郷土料理・せんべい汁に使われるせんべいを入れてアレンジするのもおすすめです。
また、馬刺しも大変人気です。

購入できる場所

尾形精肉店通販サイト
有限会社小田桐産業 直営店


青森で育った極上鴨肉

フランス料理をはじめ、和食とも相性がいい鴨肉。青森県内には、鴨肉のなかでも高級食材として取り扱われるフランス・バルバリー種を、飼育、採卵、ふ化、肥育、処理、加工まで自社一貫体制生産する専門農場があります。

こだわりの自社一貫体制でおいしさと安心を届ける

青森市の株式会社ジャパンフォアグラは、1974(昭和49)年に日本で初めてバルバリー種の種鴨をフランスから輸入し、ストレスを与えない環境作りにこだわりながら、青森県内での生産に取り組んできました。鴨スモークなどの加工品の製造にも取り組んでおり、ホテルやレストランにも提供しています。また、和食への食材提供に青森の津軽地方で生まれ育った「津軽かも」と銘打って出荷しています。

㈱ジャパンフォアグラの商品を購入できる場所

ハイネットショップ 東北じもの市場

1985年(昭和60)に旧 百石町(現 おいらせ町)でバルバリー種の鴨300羽から飼育をスタートし、2018年(平成30年)に更なる品質の向上を求め新郷村に移転した農事組合法人「銀の鴨」は、『本当に美味しい鴨肉』を目指して独自のノウハウで飼育・処理を行い、国内で一流と言われるシェフの方々から高い評価を得ています。

農事組合法人銀の鴨の商品を購入できる場所

銀の鴨オンラインショップ
うまいもんドットコム
新郷村HP (新郷村のふるさと納税返礼品にもなっています!)
さとふる

臭みやクセが少なく食べやすいバルバリー種

バルバリー種は臭みやクセが少なく、柔らかい肉質とまろやかな味わいが特徴です。脂に旨味があり、濃厚な味わいと肉質が堪能できます。赤身は濃い鮮紅色で、他の品種に比べて脂肪層が薄いこともあり非常に食べやすいと市場からも好評を得ています。

鴨鍋や鴨南蛮など、和食との相性も抜群!

鴨料理というとフレンチのイメージがあるかもしれませんが、鴨鍋や鴨南蛮など和の料理にも最適な食材です。骨からも良いだしが出るので、鍋物やスープなどで余すことなく使ってその魅力を存分に味わってほしい逸品です。
アイガモに比べて脂の融点が低く、さらっとしているため食べやすく、焼くと香ばしい香りが楽しめます。加熱しすぎると肉が締まり硬くなってしまうため、さっと火を通していただくのがコツ。
鴨鍋、しゃぶしゃぶ、焼肉、すき焼きなど、さまざまな料理でお楽しみください。


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