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特集:2015年5月号「海峡サーモン」

青森県は本格的な冬を迎えています。今回は、冬でも楽しめる桜「啓翁桜(けいおうざくら)」を紹介します。

青森県の「啓翁桜」

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 「弘前城の桜」。春(4月下旬~5月)になるとソメイヨシノなどの品種が鮮やかに開花し私たちの目を楽しませてくれます。そんな弘前城の桜よりひと足先に可憐な花を咲かす、冬でも楽しめる桜「啓翁桜」が県内で生産されています。
 啓翁桜とは、すっきりとスプレー状にのびた枝に淡いピンクの花をつける切り花用の桜です。ボリューム感のある花が綺麗に咲き揃い、華やいだ雰囲気があるのでフラワーアレンジメント用として人気があります。
 桜は、一定期間低温にさらされることで開花の準備を始めます。青森県は気温が低いことから開花の条件が揃うのが早く、啓翁桜の栽培に適しています。
  県内の主な産地は弘前市や鶴田町、青森市(旧浪岡町)などで、りんごの産地となっていることが多いのが特徴です。

 

「啓翁桜」栽培のきっかけ

 青森県で「啓翁桜」の栽培に取り組んだきっかけは、遊休農地や転作地の有効活用と、農閑期である冬場の収入源確保のためでした。りんご農家の場合、園地の片隅に枝採取用の啓翁桜を植えていることが多く、りんごの木と共に木の管理を行います。剪定などにより花芽の付き具合をコントロールする作業は、りんご農家の技術があれば容易な作業です。
  県内の産地のひとつ、JAつがる弘前では、産地づくりにむけて平成15年度に促成室を整備し、栽培から販売までの情報交換を行うことで安定生産や品質確保に努めています。また、先進地である山形県の産地と連携し、出荷時期が競合しないよう調整しています。



「啓翁桜」の栽培方法

 冬に出荷される啓翁桜は、桜の木から切り取った枝を直ちに出荷しているものではなく、促成栽培されたものになります。りんごの収穫が終わった11月中旬ころから、促成用の啓翁桜を切り出します。サイズごとに仕分けられた枝は、りんご冷蔵施設などで保管され、出荷の時期に合わせ計画的にハウスや促成室に移され暖められます。その後、約20日間にわたって温度や照明の管理、散水を行うなど、開花にむけて手間をかけて育てています。このようにハウスなどを活用し露地栽培より早く生長させる栽培方法を促成栽培やふかし栽培といいます。つぼみがピンク色になった頃に出荷されるので、私たちの手元に届く頃には綺麗に咲きそろった桜の花を楽しむことができます。


「啓翁桜」の楽しみ方

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 春のような華やいだ雰囲気を演出してくれる「啓翁桜」。春を待ち望む冬、室内での鑑賞にお勧めです。暖かい部屋に飾る場合は、乾燥を防ぐために花とつぼみに霧吹きで水をかけると長く楽しめます。
  花が散った後の若葉も風情がありますので、こちらも是非お楽しみください。

この冬は、ひと足早い春の贈り物「啓翁桜」をご堪能ください。

 





掲載日 2016.1.1


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