今月は、津軽海峡の厳しい環境の中で育てられた海峡サーモンを、いつでも味わえるように缶詰にした「海峡サーモン水煮缶」を紹介します。
「海峡サーモン」とは?
「海峡サーモン」は、むつ市大畑の北彩漁業生産組合が津軽海峡の外海で育てた、ドナルドソンニジマスのブランド名です。
川で孵化し、海に下るというニジマスの習性を生かし、2年間淡水で養殖したドナルドソンニジマスの幼魚の中から、大型(約500g)のものを選び、数日間かけて少しずつ海水に馴らしたのち、津軽海峡の沖合約3km、水深25mの場所に設けた生け簀(いけす)で10月末から翌年7月にかけて育てたものが「海峡サーモン」とされます。
旬は5月中旬から7月下旬で、体長は60~70m、重量は2~4kgにもなります。
荒波と強い海流により、津軽海峡の外海での養殖は非常識とされていました。実際、荒波によって生け簀が壊れることもありましたが、改良を重ね、現在ではシケにも耐えられるようになりました。
また、生け簀の中でストレスなくのびのびと泳ぎ回れるように、収容密度を1立方メートル当たり2~4匹という体密度を保つほか、長年の研究によって生み出した餌を与えることで、健康的に育つよう飼育管理されています。
北彩漁業生産組合が育てた海峡サーモンの製品加工・発送は、株式会社北彩屋が行っています。旬の時期には、早朝に水揚げした海峡サーモンをすぐに下処理し、一度も冷凍しない生の状態のまま、全国の市場やレストランなどに向けて即日発送されています。
「海峡サーモン」を最高の缶詰に!
プリッとした歯ごたえと濃厚なうま味をもつ海峡サーモンは、一度食べると忘れられない美味しさです。
自然環境に近い状態で育てられ、海水温度が上昇し始める5月上旬から7月が旬の時期なので、鮮魚で出荷できるのは、この時期に限定されています。株式会社北彩屋では、もっと手軽に食卓に加えてほしいという想いから、海峡サーモンの水煮缶の商品開発を行いました。
この缶詰は、海峡サーモンの特徴である身の美しさを生かすため、缶詰の規格に合うように選別したものを使用するだけでなく、脂がのったハラスの部分が含まれるように輪切りの部位を、風味を損なわないように、少量の塩のみで味付けしているので、海峡サーモンの美しい虹色と大ぶりな身をそのまま生かしただけでなく、しっとりとした優しい舌触りと、ほどよく脂がのった海峡サーモンのうま味を味わえるプレミアムな商品となりました。
この水煮缶をはじめとする海峡サーモンの加工品は、電話でのお取り寄せのほか、インターネット販売もおこなっています。
塩のみのシンプルな味付けなので、まずはそのまま食べることをお勧めします。ぜひ、ご賞味ください。
商品概要
商品名 | 海峡サーモン水煮缶詰 |
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価格 | 3缶セット 2,400円(税別) |
内容量 | 180g(1缶あたり) |
お問い合わせ
株式会社 北彩屋
住所 | むつ市大畑町上野152-2 |
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電話 | 0175-31-1868 |
ホームページ | 株式会社 北彩屋 |