「B−1グランプリ発祥の地」八戸の今や全国区となったご当地グルメ
肉や魚、キノコ、野菜などでとっただし汁に、小麦粉と塩で作った南部せんべいをパリンパリンと割り入れて煮込む八戸地方の郷土料理。汁物用に開発されたせんべいは、煮込んでもとけにくく、モチモチとした食感は、まるでパスタのアルデンテのよう。旨みが凝縮したスープとの相性も抜群です。八戸市内には約200軒の提供店があり、食べ比べが楽しめます。
八戸せんべい汁のトリビア
- せんべい汁は青森県八戸市を中心に、青森県南から岩手県北の地域でおよそ200年以上前から食べられている南部せんべいを使った郷土食である。それはあまりにも身近でかつ当時は賄いの食べ物としての南部せんべいであったためか特に文献にもその歴史は残されていない。そのためか、その価値に気付くこともなく、外部への情報発信やお客様へのもてなしも、お土産としての商品化もされることがなかった。
- そんなせんべい汁に着目したのが、八戸せんべい汁研究所(通称:汁″研<じるけん>)。汁″研はせんべい店や飲食店関係者を交えない、一般市民による任意団体として平成15年11月に組織を旗揚げし、八戸せんべい汁をツールとして八戸をPRすることを目的とし、併せて八戸せんべい汁のブランド化を目指すこととした。
- その活動のきっかけは、平成14年の東北新幹線八戸駅開業であった。以後次々と画期的な取り組みを展開。平成19年には農林水産省の「農村漁村の郷土料理百選」に八戸せんべい汁が選出されている。また、総務省のまとめで平成22年の経済効果が563億円と発表され話題となった。
- 今や国民的イベントと言われる、あの「B-1グランプリ」を企画したのも汁″研。平成18年2月に、(※)「B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリin八戸」と称して八戸市内の八食センターを会場に開催され、一躍全国に知られることとなった。
(※)B級ご当地グルメの祭典…は平成25年の第8回豊川大会から名称が変わりました。現在は、「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」が正しい名称。 - そのB-1グランプリでは第1回大会4位入賞、以降第2回から第6回まで毎回3位以内入賞と安定した実績を積み上げて着実に認知度を上げ、迎えた第7回北九州大会(平成24年)で念願の1位、ゴールドグランプリを受賞。その影響は2位の時とは比較にならない様々な効果を八戸やその周辺地域にもたらした。一例として、直後から県内飲食店でのメニュー化が激増し、その数は実際のところ計測不能。八戸市内だけでも200軒はゆうに越えている模様。
- ゴールドグランプリ受賞後も目的達成のため地道な活動を行っている。その活動の原動力となる合言葉は「まちおこしに終りなし!」これで十分と考えたらこれまで積み上げたものが崩れると強く認識しモチベーションの維持向上を図っている。
- トリオ★ザ★ポンチョスによる「好きだDear!八戸せんべい汁」は県内の子供からお年寄りまで人気となった。また、トリ☆ポンによる「B-1グランプリのテーマ」と「この街と」はB-1グランプリの公式ソングとなっている。
令和5年3月、文化庁が我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため取り組んでいる「令和4年度100年フード」の伝統~江戸時代から続く郷土の料理~部門に『八戸せんべい汁』が認定されました。また、認定された70件の中で評価が高かった4件となる有識者特別賞も受賞。郷土料理『八戸せんべい汁』を食べたことが無い方は、身も心も温まる料理を是非とも食べてみてください。
ネットショップ
下記オンラインショップにて、八戸せんべい汁がお買い求めいただけます。ぜひ一度ご賞味ください!
味の海翁堂 https://www.kaiodo.co.jp/shop/category/item/itemgenre/senbeiziru/
八戸東洋 http://www.hachinohetoyo.jp/
味の加久の屋 http://www.ichigoni.com/fs/kakunoya/c/senbei
はちのへローカルマーケット オンラインショップ https://youtree.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2423339&csid=0
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