青森県のりんごジュースは、美しい自然の中で太陽の恵みをいっぱいに受けて育ったみずみずしい青森りんごを原料にして作られています。ジューシーな青森りんごから作られた美味しいりんごジュースはいかがですか?静かなブーム「ホットアップルジュース」も紹介します。
「混濁」と「透明」のナゾ
店頭に並ぶりんごジュースを見て、濁ったジュースと透き通ったジュース、2種類のジュースがあることを不思議に思ったことはありませんか?
実はこの2種類のりんごジュース、製法が違うのです。
搾りたてをそのまま製品化すると「混濁果汁」、混濁果汁から果肉成分を取り除くなどの処理をすると「透明果汁」となります。
青森県内で見かけるのは、果肉感ただよう混濁果汁がほとんどです。
ストレート果汁と濃縮還元果汁
同じ果汁100%のジュースでも「ストレート果汁」と「濃縮還元果汁」があるのを知っていますか?
ストレート果汁とは、文字通り搾ったままの果汁のこと。濃縮還元果汁とは一度濃縮した果汁に水を加え、濃縮する前の状態に戻した果汁のこと。
濃縮還元ジュースはすっきりとした味わい、ストレートジュースはりんごそのものの濃い味が楽しめます。
青森県のりんごジュース
青森県内にはこだわりを持って作られたりんごジュースがたくさんあります。
● りんごの味を活かしたプレミアムりんごジュース
りんごの皮を剥いて時間がたつと、酸化作用により果肉の色が変わってきます。 これは塩水などに浸すと防ぐことができますが、りんごジュースも同様で、褐色にならないための酸化防止剤としてビタミンCが添加されています。 しかし、このビタミンCを全く添加せず、褐色に変色しないジュースがあります。
それは、JAアオレンの「密閉搾り」。酸化防止剤(ビタミンC)不使用でも褐変しない特殊製法で、りんご本来の色・味・香りを大切にしたりんごジュースです。
● 新発売!リンゴゼリー飲料
ニチロサンパックから飲むりんごゼリー「あおもりリンゴゼリー飲料」が発売されました。しかもりんごジュースにはめずらしいペットボトル入りで手軽に持ち運びできます。
振る回数を調整することで、自分好みの口当たりを楽しむことができます。果汁50パーセントのゼリー飲料はめずらしく、あおもり土産推奨商品にも選定されています。
ホットアップルジュース
最近、青森県で注目されているのが「ホットアップルジュース」。その名のとおり、温かいりんごジュースのことで、りんご果汁を温めて味わう新感覚飲料です。
ホットアップルサイダーともいいますが、炭酸飲料のことではありません。 元々サイダーとはりんご酒やりんご果汁のことをいいます。ちなみに英語では炭酸飲料のことをソーダと呼ぶそうです。
飲み方はいろいろです。
生搾りのりんご果汁を温めた贅沢なもの、市販のりんごジュースを温めた手軽なもの、ホイップクリームやシナモンを加えたもの、レモンスライスを添えたもの。 バリエーションはたくさんあります。
最近では、りんごのブレンド方法などの品質にこだわった、ホット専用のりんごジュースが青森県内で発売されてきています。市販のりんごジュースを使えばご家庭でも簡単に味わうことができますので、皆さんもホットアップルジュースで“ほっと”してみてはいかがでしょうか。
〜 ご家庭でホットアップルジュースをつくるためのポイント 〜
- 生搾りのりんご果汁か、完熟ストレートタイプのりんごジュースがお勧め。(香料や酸味料が添加されたジュースはホットにすると雑味が強調されやすく、美味しさが半減します。
- 温度は80℃が飲み頃。
- お好みでホイップクリーム、シナモンを加えて味わい深く。
りんごジュースで割ってみよう!
● ミステリードリンク
〜意外とおいしい、りんごとブルーベリーの不思議な組み合わせ〜
りんごジュース2、ブルーベリージュース1の割合で。
グラスに2つのジュースを注ぎ、かき混ぜる。
ブルーベリージュースの代わりにグレープフルーツジュースでも。
● アップル豆乳
〜ビタミンEたっぷりの豆乳にりんごジュースを加え老化防止ドリンクに〜
りんごジュース1:豆乳1の割合で、塩を少々。
豆乳にりんごジュースを加え、よく混ぜる。
洋酒のコアントローで香り付けしても。
● りんごジュースの焼酎割り
〜焼酎独特の味と香りがりんごジュースの甘さとよく合います〜
りんごジュース3、焼酎1の割合で。
氷を入れたグラスに焼酎とりんごジュースを注ぎ、かき混ぜる。
お好みで水を加えても。
いろいろな品種を使ったりんごジュースや多様な飲み方が青森県にはあります。 種類によってもちろん味も違います。
青森県を訪れ、こだわりを持って作られたりんごジュースを、ぜひとも飲み比べてみてください!