春3月。合格、卒業、就職などお祝い事の多いこの季節。食卓の主役に青森県産牛肉はいかがですか。愛情たっぷりに育てられた、食の宝庫あおもりならではの安全・安心で、美味しい牛肉をどうぞお召し上がりください。
青森県産の牛肉
青森県の四季折々の豊かな自然、夏季冷涼な気候は、安全で美味しい農畜産物の生産に適しています。八甲田山麓、十和田湖周辺、下北半島、津軽地域に合わせて約100か所、全国で3番目に広い公共牧場面積を誇り、草資源の豊かな環境のもとで約6,500 頭の肉用牛が放牧されています。あおもりの牛肉は、緑豊かな大地と清らかな水、そして畜産農家が愛情たっぷりに大切に育てた逸品です。
青森県産牛肉にはどんな種類があるの?
青森県産牛肉には、黒毛和種、日本短角種、交雑種、乳用種(ホルスタイン種)の4品種があります。これらは小売り段階ではさらに細分化され、それぞれの地域ごとの銘柄で販売されています。
主な銘柄 | 品種 |
あおもり倉石牛、三戸・田子牛、十和田湖和牛、東通牛 | 黒毛和種 |
八甲田牛、青い森の元気牛 | 日本短角種 |
健育牛 | 乳用種 (ホルスタイン種) |
あおもり和牛
あおもり和牛は、県内一円で生産されており、お互いにその技術を競い合っています。
あおもり倉石牛、三戸・田子牛、十和田湖和牛、東通牛などの銘柄牛がありますが、なかでもあおもり倉石牛は、東北地域の選りすぐりの肥育農家だけが参加できる「平成10年度第8回東北牛匠会肉牛共進会」で名誉賞、最優秀賞、優秀賞の上位3賞を独占するなど絶賛されています。
きめ細かくやわらかい上質な肉質と、脂肪が大変細かく入った美味しい霜降りが特徴で、味覚的にも視覚的にも日本人の嗜好にあった牛肉です。脂肪含有量が高く、低温でもとろりと溶けるので、舌の上でとろけるような豊潤な味わいがあります。ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶなどのお料理に適しています。
お問い合わせ
あおもり牛販売促進協議会
住所 | 青森県青森市東大野2-1-15 農協会館内 |
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電話 | 017-729-8650 |
FAX | 017-762-1078 |
ホームページ | http://www.am.zennoh.or.jp |
あおもり短角牛
あおもり短角牛は、北東北の山地に古くから飼育されていた在来種の「南部牛」に、明治の初めに輸入されたショートホーンを交配して、永年にわたり改良を加えてきた青森県の特産牛です。
春に生まれた短角牛の子牛は、母牛とともに紅葉が終わるまで八甲田山麓の牧場で放牧され、大自然の中で母牛のおっぱいと草を食べて元気いっぱい健康に育ちます。大自然の中でのびのび育つ健康牛の本物の赤身肉の美味しさを味わってください。
脂肪分が少ない赤身肉が主体でヘルシーな上、脂肪の旨みではなく、肉本来の美味しさ、旨みがあるのでステーキのほか、ポトフなどの煮込み料理に適しています。
あおもり短角牛は、お取り寄せが可能です(年4回の産地直送制度があります)。
お問い合わせ
日本短角種牛肉「産直」協議会 (青森県七戸畜産農業協同組合内)
住所 | 青森県上北郡七戸町字荒熊内67 |
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電話 | 0176-62-2125 |
FAX | 0176-62-2192 |
※青い森の元気牛
あおもり短角牛のうち、農薬や化学肥料を使用せずに生産した飼料を給与し、牛にストレスを与えない、放牧を主体とした牛にも環境にも優しい肥育体系により生産した、有機畜産物JAS認定を取得している牛肉。安全・安心でヘルシーな赤身牛肉です。
平成21年12月に有機畜産物JAS認定を取得し、平成22年3月に国内初の有機牛肉として販売を開始しました。消費者が求める安全・安心でヘルシーな牛肉として、首都圏の百貨店などで取扱いがあり、好評をいただいています。
お問い合わせ
青森県七戸畜産農業協同組合
住所 | 青森県上北郡七戸町字荒熊内67 |
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電話 | 0176-62-2125 |
FAX | 0176-62-2192 |
美味しい牛肉の選び方
- 赤身が鮮やかで、濃淡の少ないもの。
- 脂肪が乳白色のもの。
- 脂肪と赤身の部分の境がはっきりとしているもの。
安全・健康な牛づくり
第60回全国農業コンクール名誉賞(農林水産大臣賞)受賞
有限会社金子ファームの取組
資源循環型畜産の取組によって、平成23年、第60回全国農業コンクールで名誉賞を受賞したのが有限会社金子ファーム(代表取締役社長 金子春雄氏)。金子さんが育てた肉用牛のうち、ホルスタイン種の一部は「健育牛(けんいくぎゅう)」というブランド名で、県内生協や首都圏などで販売され、風味豊かな牛肉として人気を呼んでいます。
健育牛は、抗生物質を一切使わないこだわりのオリジナル飼料と快適な環境での肥育によって育てられます。
また、「牛→土→作物→牛」という資源循環型畜産を実践しているほか、作ったたい肥を地元のにんにく農家やリンゴ農家にも積極的に供給しています。
さらに、金子ファームでは、ふれあい農場として自らの農場を住民に開放しているほか、雇用創出の一環として、農場内にジャージー牛を導入し、そのミルクからつくるジェラートや自家製のビーフジャーキーなどを販売する直営店「NAMIKI」をオープンさせるなど、地域貢献も積極的に展開しています。
関連リンク
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