コーディネーターおすすめ

「青森の暮らし」編集長下池 康一 (しもいけ こういち)さん

「青森の暮らし」編集長 下池 康一さん

1950年青森市生まれ。「青森の暮らし」編集長。1968年青森県立青森東高等学校卒業、1973年専修大学文学部卒業後、農山漁村文化協会(農文協)入社(~1977年)。1978年から月刊誌「グラフ青森」編集に携わり、1989年有限会社グラフ青森設立。2009年より「グラフ青森」をリニューアルし隔月刊「青森の暮らし」に変え、現在に至る。「青森の暮らし」の趣旨は地域に根ざしながら「豊かさとは」を追求していくこと。
これまでの出版物:「青森県のいで湯めぐり」「青森のおいしい12ヶ月」「青森のお酒」など

下池さんおすすめのペアリング

純米酒×葉くるみ大根

山助 純米酒 × 葉くるみ大根

白神山地×津軽の漬物

米は自社の水田で、水は白神山地の伏流水を使用と、すべて地元白神にこだわっている蔵です。お酒はほとんど時間をかけた吊るし搾り。「弘前大学白神酵母」で醸されたこの純米酒は、女性にも受けそうな軽い口当たりで飲みやすい淡麗な味わい。さっぱり味の食材に合います。高菜などの葉物と酒粕で大根を包んだ葉くるみ大根は、津軽地方の伝統的な漬物で、カリコリと噛むと酒粕の風味が鼻に抜け、そのさっぱり感にお酒がふくよかさを増していきます。

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七力 純米吟醸×鯖の冷燻

七力 純米吟醸 × 鯖の冷燻

爽やかな飲み口×サバの旨味

酒造りの基本に徹し、伝統的に香りを控えめにし、染みるような優しい味を特徴にストーリー性も酒造りのひとつという蔵からの1本です。酵母にもこだわった中から生まれたのがこの純米吟醸。後味スッキリで爽やかな飲み口に飲むほどに豊かな味が広がります。冷薫の作りにこだわりサバの旨みを凝縮させた「鯖の冷薫」は、食欲をそそる燻煙の香りと、しっとりとしてジューシーな味わいは、お酒とサバの両方の美味しさを押し上げてくれます。

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菊駒 純米酒×なんばんみそと太子納豆

菊駒 純米酒 × なんばんみそと太子納豆

キレ、コク、旨み×伝統の味

五戸地方の伝統料理であるなんばんみそが化けるのです。大粒の納豆と合わせ食べてもクセになりそうな味なのですが、この純米酒とでは、なんばんみそのために造られたのかと思うほどの相性。キリッとした飲み口に、喉を通る時にコクを感じる不思議な味わいで、熟成した秋には一層の深みを感じます。ピリッとした辛さと濃い中に甘さを感じる醤油もろみのなんばんみそと合わせると、高級感とエレガントさに包まれます。

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紀行作家山内 史子 (やまうち ふみこ)さん

紀行作家 山内 史子さん

1966年生まれ、青森市出身、紀行作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。英国ペンギン・ブックス社でプロモーション担当後に独立。全都道府県、カダフィ政権下で禁酒を余儀なくされたリビア以外の世界40ヵ国で、実り多い美味美酒修行を重ねてきた。本業は史跡や物語の舞台を訪ね、そこに立つ自分に酔うこと。夜はその記憶を肴に酒に酔う。著書に「英国ファンタジーをめぐるロンドン散歩」(小学館)「赤毛のアンの島へ」(白泉社)など。日本銀行広報誌「にちぎん」では、「地域の底力」の連載を担う。

山内さんおすすめのペアリング

田酒 特別純米酒×ヒラメ生ハム

田酒 特別純米酒 × 熟成ひらめ生ハム

王道の味わい×青森県の魚・ヒラメ

旨し純米酒誕生。「田酒」は日本酒の世界にあらたな潮流を生んだ、全国に鼻高々で自慢したい銘酒です。その魅力は直球ど真ん中のストライク!と腕を上げたくなる、飲む人の懐に深く入り込むバランスの取れた旨さ。料理と合わせると引き立て役にまわる、しなやかさも見逃せません。青森の海の幸とは至福のペアリングですが、なかでもおすすめなのは繊細なヒラメ。刺身で映えるのはもちろん、今回選んだ生ハムとは互いの旨味が増す王道の組合せとなりました。実は意外にも、久慈良餅と合うことも発見。田酒、やっぱりすごいです。探求を重ねたくなりました。

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久慈良餅(永井久慈良餅店・青森市)…米粉、餡、砂糖を合わせて蒸した餅菓子。

豊盃 特別純米酒×あおもりりんご シラップ漬け(リンゴジュース)

豊盃 特別純米酒 × あおもりりんご シラップ漬け(リンゴジュース)

津軽育ち(美酒×フルーツ)

同じ津軽の風土が育んだからなのでしょうか。弘前をはじめ津軽地方で醸される日本酒の多くは、まるで家族のようにりんごと自然に馴染む感があり、とりわけ「豊盃 特別純米酒」はそれが際だっているように思えます。りんごは皮付きのままがぶりでもいいのですが、煮りんごならさらに親密度がアップ。りんごジュースで炊いたこのシラップ漬けで、ぜひ感動を味わってみてください。料理に仕立てるなら、りんごと相性のいい豚肉のソテーにこのシラップ漬け、あるいはりんごジャムを添えると、豊盃をやさしく引き寄せます。

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陸奥八仙 特別純米×かる焼きごませんべい×なんばんみそ甘口or八戸サバ缶バー

陸奥八仙 特別純米 × かる焼きごませんべい+なんばんみそ甘口or八戸サバ缶バー

万能選手×”南部流”カナッペ

程よい旨味をたたえた「陸奥八仙 特別純米」は、甘辛酸&和洋中、幅広い味を受けとめる力を秘めています。あれこれ試して楽しい1本なので、ペアリング初心者には心強い存在です。このごませんべいのカナッペは、サバ缶の旨味が酒とともに広がり、なんばんみその甘辛をきれいに際立たせと、その万能選手的な魅力がとてもわかりやすい組合せ。しかも、手間いらずなのが嬉しいではないですか。大事なポイントは、南部煎餅。食感や酒との相性などを考え、蔵元さんが数多くのなかから吟味して選んだ「かる焼きごませんべい」をぜひ入手してください。

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銀座「ロックフィッシュ」オーナー間口 一就 (まぐち かずなり)さん

紀行作家 間口 一就さん

1969年愛媛県生まれ、乙女座のO型。銀座「ロックフィッシュ」店主。青森大好きで、趣味はフードペアリング。ハイボール、缶詰、おつまみブームの火付け役で、別名「ハイボール王子」と呼ばれる。身近な材料や缶詰を使ったオリジナルレシピが人気で、青森県産のおつまみレシピも多数あり。今回は5,500のペアリングを検証!おつまみとエッセイの著書10冊。
「まぐちかずなりのオフィシャルサイト」

間口さんおすすめのペアリング

ニッカシードル スイート×ニューカツサンド

ニッカシードル スイート × ニューカツサンド

上質なリンゴソース(?)×ソウルフード

青森県の方が全員知っていて、県外の方が知らない食べ物のひとつに、イギリストーストで有名な工藤パンがあります。青森に通うほどにその人気の高さに驚かされたものです。今回はそのラインナップの中から「ニューカツサンド」を選んでみました。ニューカツサンド、もはやそのネーミングにノックアウト。そして食べたら一発KOダウン! 間口好みの美味しさです。「ニッカシードル スイート」を合わせれば、上質なリンゴソースを添えた味わいになります。ぜひランチの定番に。

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デビーズ ペールエール×手焼きピスタチオせんべい

デビーズ ペールエール × 手焼きピスタチオせんべい

弘前発クラフトビール×手焼きせんべいにナッツ

青森の駅で初めて買ったお土産は「小山せんべい」でした。こういったせんべいにナッツという、ありそうでなかった組合せは、友達にも大人気! 今やすっかり定番のお土産になりました。間口が特に気に入っているのはピスタチオで、これにはやはり「デビーズ ペールエール」を! クラフトビールを弘前から発信したいという意気込みのもと、丁寧なビール造りが行われています。一口飲むとそのキメ細かい泡立ちにまず驚きます。そして心地よい苦味がピスタチオの香ばしさを引き立てるのです。

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下北ワイン Kanon ロゼ 2020×高級黒毛和牛ビフテキジャーキー

下北ワイン Kanon ロゼ 2020 × 高級黒毛和牛ビフテキジャーキー

本州最北ワイナリー×和牛肉の旨味

本州最北の厳しいながらも豊かな自然のなかで、素晴らしいワインを生み出すサンマモルワイナリー。この「カノン・ロゼ」も自社畑のぶどうを使った傑作です。可愛らしいラベルながら芯のしっかりとした味わいは、強い旨味をもつ食材を優しく受け止めてくれます。青森というと海産物のイメージが強いですが、豊かな自然に恵まれた東通村は、上質な和牛の産地でもあります。手塩にかけて育てた和牛をジャーキーにするとはなんと贅沢な。肉の旨味がぎゅっと詰まった味わいにカノン・ロゼを合わせれば、甘酸っぱさが肉の美味しさをさらに引き立てるのです。

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