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産地情報 ~漁獲量全国1位を誇る、小川原湖産しらうお~ 小川原湖漁業協同組合 (2021年12月)

漁獲量全国1位を誇る、小川原湖産しらうお

青森県内最大の湖・小川原湖。全国屈指の水揚げを誇るしじみ、わかさぎ、しらうおなど、豊富な水産資源に恵まれていることから、「宝湖」と呼ばれています。今回、ご紹介する小川原湖産しらうおは、漁獲量287トンと全国1位を誇り、全国シェアの半数を占めます(R1農林水産省「内水面漁業漁獲量」)。
しらうおは、国内外の一流レストランや高級料亭で珍重される高級魚ですが、近年では、東北町の飲食店が連携し、手軽にアレンジ料理を味わえるイベントなども開催しています。

海水と淡水が混じり合う汽水湖

小川原湖は、八甲田山系の豊かな自然に囲まれ、海水と淡水が混じり合う汽水湖。八甲田山系のブナの森からミネラル豊富な水が流れ込む一方、満潮時には太平洋から海水が逆流し、独特な生態系をつくっています。

小川原湖

東北町にある小川原湖漁業協同組合を訪ね、お話を伺いました。「しらうおの漁期は、年2回。4月~6月の春漁と、9月~3月の秋漁があります。今は、ちょうど秋漁の真っ最中。まもなく市場でせりが始まるので、ご覧になりませんか」と、同組合の細井崇さんが、小川原湖地区卸売魚市場に案内してくれました。市場には小川原湖から水揚げされたばかりの魚が並べられ、仲買の方々によって次々に競り落とされていきます。

市場の様子1
市場の様子2

せりは、1日3回! 水揚げ後、即出荷できるので鮮度も抜群

「しらうおは、とても繊細な魚で、網から上げて空気にふれるとほとんどが死んでしまうんです。生きている時は無色透明ですが、死ぬと不透明な白色に変わるんですよ」と、しらうおを指差す細井さん。秋漁が始まる9月頃は、体長約4センチメートルですが、成長すると10センチメートルほどになると言います。

しらうおは、4~6月頃になると産卵のために内湾から湖沼や河川に上ってきます。そのため、春漁では岸の近くを泳いでいるしらうおを定置網で漁獲します。秋になると、しらうおは沖合で生活するため、秋漁では一隻の船が円形に網を巻いて両端を引き寄せる巻網漁(船曳漁法)を行っています。同組合では、操業日や漁獲量を定めるなど、資源保護に努めています。

「うちの組合では、9時半、11時、12時半と、せりを1日3回行っているのが特徴。そのため、水揚げした魚は、鮮度抜群の状態で出荷することができるんです。おかげさまで、小川原湖産のしらうおは、国内外の高級料亭や有名レストランなどからも非常に好評を得ています」。

せりの風景

しらうおと、しろうおの違いは?

ところで、「しらうお」とよく間違えられやすい魚に「しろうお」があります。姿形だけでなく名前まで似ているため混同されがちですが、実はまったく違う魚です。

細井さん

細井さんによると、2つの見分け方は、脂びれの有無だとか。「尾びれの近くに小さい背びれ(脂びれ)があるのが『しらうお』、ないのが『しろうお』です。『しらうお』の腹には2列に並ぶ黒い点があり、『しろうお』は全体に黄色がかった色で顔の部分に赤い色がついています。また、性質もまったく異なります。『しらうお』は、シラウオ科に属し非常に弱い魚ですが、ハゼ科に属する『しろうお』はとても丈夫。県内では蟹田川などで獲れる『しろうお』の踊り食いが有名です」。

しろうお
しらうお

和食だけでなく、パスタの具材としても大人気!

しらうおは、魚体が小さく骨も含めて丸ごと食べるので、カルシウム、マグネシウム、リンなど、骨の生成に不可欠なミネラルを摂取することができます。ビタミンAとなるレチノールが多く、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病対策にも効果があるとされています。

「刺身や天ぷら、卵とじのほか、お吸い物、酢の物もおすすめ。イタリアンやフレンチレストランでは、パスタの具材として人気のようです」と、細井さん。「ただし、鮮度が落ちやすいため、購入したらなるべく早めに食べ切るのがおすすめです」。

刺身
刺身
しらうおの卵とじ
しらうおの卵とじ

特殊な技術で急速冷凍した、人気商品「青森県 小川原湖産 生しらうお」

同組合は、2015年、青森県三八地域県民局八戸水産事務所や、地方独立行政法人青森県産業技術センター食品総合研究所などのアドバイスを受け、しらうおの急速冷凍技術を確立しました。鮮度抜群のしらうおを特殊な技術で急速冷凍し、「青森県 小川原湖産 生しらうお」として商品化、販売を行っています。解凍すれば、水揚げ直後の歯ごたえや風味が味わえるため、刺身はもちろん、さまざまな料理に使える逸品です。
解凍した商品にお醤油をかけていただくと、つるりとしたのど越しのあとに、ほろ苦さと旨味が広がります。

東北町でしらうおが味わえるイベント「しらうお丼まつり」!

東北町内の飲食店や温泉旅館でつくる「宝湖活性化協議会」は、漁獲量日本一を誇る小川原湖産しらうおをPRしていこうと、「しらうお丼まつり」を開催しています。第3回となる2021年は11月27日~12月5日まで9軒の飲食店が参加して開催され、来場者たちがしらうお料理を堪能しました。

「しらうおは高級魚で、あまり馴染みがないイメージがあると思いますが、家庭でもいろいろな料理にアレンジできる食材。小川原湖産しらうおをぜひ皆さんに味わっていただきたいですね」と、細井さんは語ってくれました。

「青森県 小川原湖産 生しらうお」(冷凍)を購入できる場所

「青森県 小川原湖産 生しらうお」(冷凍)を購入できるサイト

QVCジャパン

小川原湖漁業協同組合 会計主任 細井崇さん

今回お話を伺ったのは

小川原湖漁業協同組合

会計主任 細井崇さん


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