青森のうまいものたち

　「清水森ナンバ」（弘前在来とうがらし）は、弘前市の清水森地区に伝わる伝統野菜です。津軽藩の初代藩主、津軽為信公が京都から持ち帰って広め、400年以上の歴史を持つと伝えられています。ナンバとは、津軽におけるとうがらしの呼び名で、南蛮に由来しているともいわれています。
　普通のとうがらしと比べて大ぶりですが、甘みを含んだまろやかな辛みと風味の良さが特徴で、糖分やビタミンA・C・Eを豊富に含んでいます。

　この、「清水森ナンバ」を約3年前から使用しはじめた「弦や」は、タイ料理が堪能できる弘前市内の居酒屋です。もともと、料理にとうがらしをたくさん使用していましたが、本場のタイ産のとうがらしは激辛なため、この辛さをどうにかできないかと思案していたところ、新聞報道で地元弘前に「清水森ナンバ」というとうがらしがあることを知りました。地元の直売所で入手し使い始めたところ、辛さがマイルドでお客さんの反応も良かったことから、これはイケる！と使用を開始しました。
　そして、この美味しさをより多くの人に味わってもらいたいと、加工品づくりに取り組み、「弦や」のカレーの素である「清水森ナンバ」を使ったグリーンカレーペーストと厳選されたココナッツミルクをセットにし、「清水森ナンバ・グリーンカレー手作りセット」として売り出しました。
　「弦や」では、このグリーンカレーペーストを使った料理のほか、赤くなった清水森ナンバを使用したスイートチリソースも販売しており、多くのお客様に人気となっています。

　カレーが大好きなみなさん、一度、希少な「清水森ナンバ」100％を使用した豊かな風味とマイルドな辛さのカレーペーストを使って、本格的なグリーンカレーをご家庭で作ってみませんか。

　弦やオリジナルのグリーンカレーペーストと、タイ産ココナッツミルク缶をセットにしました。 このセットがあれば、あとは冷蔵庫にある食材で簡単に4食分ができあがります。セットの中にはレシピも付いています。（ココナッツミルクは写真と違う場合がございます。）