青森のうまいものたち

ツルアラメ

　主に九州北部から青森周辺にかけて分布する、日本海特産種の昆布の仲間の海藻です。
　最も大きい特徴は、根がツルのように長く伸びて岩の上を匍匐（ほふく）し、その各所から新芽を出すこと。この特徴が名前の由来と言われています。このような性質のこんぶ類は外国にもわずか知られてますが、日本にはこれ一種しかない珍しい海藻で、水深199mの海底から多数採取され、最も深いところから採取された海藻としても記録されています。
　また、近年の研究により、コレステロール低下や高血圧に効果があるとされるアルギン酸、老化や生活習慣病予防に効果があるとされるポリフェノール、食物繊維、フコイダン等が豊富に含まれ、機能性食品としての評価も非常に高まっている注目される海藻です。

調理例：金とろろ和物

　原料のツルアラメは春先に大間沖で採取された、新芽を使用しており、また、青森県産にこだわり、大間のツルアラメとアラメ昆布をブレンドし、陸奥湾産フリーズドライホタテを一緒にする事で、昆布とホタテの旨みの相乗効果でホタテがしっとり仕上がり、他の昆布商品には無い、初めての商品となっております。

　食べ方は、お湯で戻すとコンブの粘りと生のホタテのような食感が味わえるのが特徴なので、お好みで塩を適量入れてそのままスープでお召し上がりいただくか、きゅうり等の野菜とポン酢の和え物など、独自のアイデアレシピで料理のレパートリーを増やしてみてはいかがですか。

　天然黒とろろ（原料：ツルアラメ、真昆布）、天然刻みあらめ（原料：ツルアラメ、アラメ昆布）もどうぞ。