青森のうまいものたち

　主に、青森市中心部から北西に位置する夏井田地域や南後潟地域等、陸奥湾の海沿いで生産されていることから、「あおもり海道そば」と命名され、生産者、製粉業者、製麺業者、そば屋、県等の関係者で協議会を設立し、生産から商品化・販売までの一連の流れで活動を展開しています。
　なお、収穫されたそばについては、青森農業協同組合の低温倉庫で品質を保持したまま、スイーツや乾麺として加工され、消費者に届けられるまで大切に通年保管されます。

　生産調整による水田等の有効活用を図ることと、「地元にあるそば屋で地元のそばを食べたい」という思いから、そばの栽培を開始し、青森市は現在県内随一のそばの産地となっています。
　また、農薬を一切使わない栽培を実践し、生産物の安全と安心には絶対の自信を持っています。

　これまで、地元でのそばの消費拡大を図るため、乾麺への加工に取り組んできました。新幹線全線開業を機に、観光客をターゲットにした加工品を開発したり、若い人たちにも海道そばを食べてもらいたいとの思いから、そばの可能性を広げる新たな商品として今回の「二八ロール」と「十割クッキー」が誕生しました。

二八ロール

　生地は小麦粉２割、そば粉８割で配合することで優れた食味・食感が生まれ、クリームは、そば茶を煮出したものと、チョコを少し入れることで従来にはないコクのある仕上がりとなっています。味に深みのあるやわらかい生地とコクのあるクリームのハーモニーを是非ともお楽しみください。

　そば粉100%の生地にそば茶を入れて焼き上げ、表面には和三盆をまぶし、上品な甘さに仕上げています。また、小麦粉、卵は入れていないことから、そばの味を存分にお楽しみいただけます。