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青森のうまいものたち

となりのあいちゃん

となりのあいちゃん

むつ市の市街地から国道338号線を川内、脇野沢方面に走っていくと、右手に、小さな直売所「となりのあいちゃん」が見えてきます。
この直売所は、ここむつ市の角違(すみちがい)地区の濱田久美子さんが運営しており、近くの農家が出荷する、野菜や果物、山菜、花などを販売しています。

「となりのあいちゃん」という直売所に珍しい名前は、運営する濱田さん宅の隣に住んでいる”隣のあいちゃん”にちなんで付けられました。 濱田さんは、よく、あいちゃんから野菜や漬物のお裾分けをいただいていたそうです。そして、おいしい野菜や漬物をいつもいただきのは心苦しい、もっとたくさんの人に食べてもらえたらいいのに、と考えたことが、ここで直売所を始めるきっかけとなりました。

このため、直売所には基本的に近くの角違(すみちがい)地区や城ヶ沢地区の農家が栽培している野菜や果物が並べられるほか、春にはアイヌねぎ、シドケ、タラの芽、根曲がり竹といった山菜、秋には、シイタケ、マイタケ、ボリボリ(ナラタケのこと、サモダシやカックイなどとも呼ばれています)などのキノコ類も売られています。また、野菜や果物以外でも、草餅や漬物などの加工品や近くに住む陶芸家の作品、木工品などの販売もあります。
このうち、夏に販売されるとうもろこしは、収穫してすぐ直売所に並べられるせいか、大畑から1日に2回も買いに来た人がいるほど、おいしいそうです。

取材に伺ったのは、まだ畑に雪が残る4月中旬。ゴールデンウィーク明けの5月10日頃の開店を目指し、直売所はまだ準備中でしたが、近所の農家では着々と直売所に並べる野菜や花の苗の準備が行われていました。
近所のお裾分けから始まり日々の生活に密着した直売所だけに、西洋野菜などあまりハイカラなものは売られていませんが、季節になれば、マクワウリ、ユウガオ、アケビ、コクワといった、懐かしい野菜も店頭に並びます。
むつ市から川内・脇野沢方面を訪れた際には、是非足を伸ばしてお立ち寄りください。

となりのあいちゃん 店内の様子
となりのあいちゃん 店内の様子
となりのあいちゃん 店内の様子


基本情報

住所 〒035-0095 青森県むつ市城ヶ沢下川迎7-1(地図
TEL 0175-24-2110
営業時間 8:00~17:00
定休日 冬期間閉鎖(12~4月)

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