2015年秋にデビューする米新品種「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」をご紹介します。
2015年秋、新品種米「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」デビュー
青森県といえば、りんご、にんにく、まぐろなどの食材イメージが強く、お米に注目が集まることは、これまであまりありませんでした。
青森県は米の主産県でありながら、全国に通じるブランド米を持っていなかったことや米の過剰傾向もあり、県産米の販売環境は一層厳しさを増しています。
このような状況の中、県産業技術センターが約10年の歳月を費やし、選抜・育成してきたのが「青天の霹靂」です。「青天の霹靂」を早期にブランド化し、本県の主力品種である「つがるロマン」や「まっしぐら」など県産米全体の評価向上につなげていこうと考えています。
こうした期待の集まる極良食味品種「青天の霹靂」が、2015年の秋、いよいよデビューします。
あおもり米新品種「青天の霹靂」プロモーション動画「青森は米です」編
「青天の霹靂」はこんなお米
脈々とつながる青森県の米研究や品種改良の積み重ねと、米づくりへの情熱が生んだ、新しい美味しさの米です。来歴が示すとおり「ひとめぼれ」などの良食味性を受け継いでいます。
あおもり米新品種「青天の霹靂」プロモーション動画「青森からの手紙」編
味の特徴
「青天の霹靂」は、粘りとキレのバランス、上品な甘みが特徴のお米です。ほどよいツヤとやわらかな白さがあり、粒はやや大きめの、しっかりとしたお米です。食べごたえがあるのに重すぎない、思わずおかわりしたくなるような美味しさです。
また、食材豊かな青森で誕生したお米らしく、海のもの、山のもの、里のもの、どんなおかずとも相性がよく、頼もしさがあります。
名前の由来
青天の「青」は青森の青、「天」は遥かに広がる空。「霹靂」は稲妻。稲に寄りそい米を実らせます。
青森の晴れわたった空に、突如として現れる「稲妻」のような鮮烈な存在となって欲しい、あおもり米を牽引して欲しい、との願いが、この名前には込められています。
デザインに込めた意味
海の色でも、森の色でもあるような、やさしい青。そんな色の空が割れて、「青天の霹靂」が飛び出してきた。米のうまさが天の四隅にのびやかに広がっています。
ロゴの文字は尖った稲妻、稲穂の穂先をイメージして、はらいに特徴がある書体にしています。
青森県の米づくり
豊かな自然の恵み
青森県には深い森が多く、たくさんの雪が降ります。雪解け水はその森に蓄えられ地下水となり里を潤します。森により最上級の水が育まれ、その水が米を美味しくします。
よりよい土づくり
青森県では「日本一健康な土づくり運動」として、土壌診断や堆肥による土壌改良、土の管理などに取り組んでいます。当たり前のことを、こつこつと生真面目に、粘り強くとことんやる青森人気質により、よりよい土がつくられます。
環境にやさしい
青森県は環境への調和を目指した米づくりに取り組んでいます。涼しい気候のために害虫や病気の発生が少ないことを活かした、農薬の使用を抑えた米づくりもそのひとつです。
安全・安心
県内で生産される米の安全・安心を確認するため、玄米の残留農薬の検査や放射性物質検査を実施しており、安全性を確認しています。
青森県の米づくりの経験と情熱をすべて注ぎ、開発した新品種、それが「青天の霹靂」です。
米は県内全域で栽培されていますが、「青天の霹靂」は、その中でも特に気候や土壌などの条件が良好な地域に限定して栽培されます。栽培にあたっては、土づくりを行うほか、肥料や農薬を減らすなど、美味しくて安全・安心な米づくりを徹底します。また、食味を検査し、一定の基準以上のものを出荷することで、ブランド米としての品質を維持します。
青森に暮らすわたしたちが「自信と誇り」を持って全国の人にお届けする、あおもり米新品種「青天の霹靂」。ぜひ、この美味しさにおどろいてください。
「青天の霹靂」ホームページはこちらから → 「青天の霹靂」ホームページ