あおもり産品情報サイト

青森のうまいものたち

りんごの街のアップルパイ(2018年2月)

2018年2月 旬の食材 りんごの街のアップルパイ

 風土や伝統が異なる県内の地域を6つに分け、各地のB級グルメや郷土料理を登録している「あおもり食のエリア」には、現在、47の料理が登録されています。
今回は「あおもり食のエリア」の登録料理の中から、りんごの産地、弘前市の「りんごの街のアップルパイ」をご紹介します。

りんごにこだわった地域おこし

青森県を代表する農産物 りんご

 青森県を代表する農産物「りんご」。市町村別栽培面積では弘前市が県全体の約4割を占めており、弘前市はりんごにこだわったさまざまな地域おこしに取り組んでいます。

弘前市りんご公園

 「つがる」「ふじ」「王林」など約30品種が栽培されており、8月から11月中旬まで各品種の旬の時期にりんごの収穫体験ができます。
毎年9月下旬には、収穫の無事を祈念する「ひろさきりんご収穫祭」が開催されます。
TEL:0172-36-7439
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/ringopark/

 この他、りんごの加工品(アップルパイ、シードル、タルトタタンなど)を製造・販売する事業者と市が連携し、多方面から「りんごの街」弘前市をPRしています。

りんごの街のアップルパイ

弘前アップルパイガイドマップ

 りんごで地域を盛り上げている弘前市で特に目を引くのがアップルパイです。
 弘前市観光案内所は“りんごを使ったスイーツ”に関する問い合わせが増えてきた平成21年に市内の菓子店を中心にりんごのスイーツを調査した結果、アップルパイを製造している店舗が40ヶ所以上あることが明らかになりました。そこで、女性職員が中心となってアップルパイを実際に試食し、その味や特徴を「弘前アップルパイガイドマップ」(平成22年3月:第1版)としてまとめました。
 アップルパイは洋菓子のイメージがありますが、弘前市では和菓子屋、ベーカリー、煎餅店、レストラン、喫茶店、ホテルなど様々なジャンルの店で製造されています。
 時期により使用するりんごの品種を変えている店もあり、りんごも、丸ごと・ざく切り・スライス・ペーストなど色々な使い方があるので、バラエティに富んだ個性豊かなアップルパイを楽しむことができます。

「アップルパイガイドマップ」がもたらした変化

 りんごの産地では「りんごは“買う”ものではなく、知り合いからもらうもの」という感覚が強く、弘前でもりんごを加工したお菓子があまり売れていませんでした。このため、ガイドマップが出来る前は「アップルパイは、弘前では売れない」というのが定説でした。
 しかし、ガイドマップが出来てからは、観光客だけでなく地元住民の食べ歩きや食べ比べが増え、特に店先で食べる方が目立つようになりました。こうしたことからイートインスペースを設けた店もあり、今ではアップルパイは各店のベストセラー商品になりました。 ガイドマップは版を重ねるごとに改良を重ね、平成29年10月に発行された最新版(第10版)には、47種類のアップルパイを甘味・酸味・シナモンの風味の強弱を5段階で表示したデータと共に、イートイン可能のマークが掲載されています。

アップルパイに入ったりんごの形もいろいろ
丸ごと・ざく切り・スライス・ペーストなど、アップルパイに入ったりんごの形も色々!

 弘前市では、弘前さくらまつり・ねぷたまつり・菊と紅葉まつり・雪燈籠まつりといった四季折々の祭りが開催されます。お越しの際には、祭りと共に「弘前アップルパイガイドマップ」を片手に「りんごの街のアップルパイ」を楽しんでみてください。

●「弘前アップルパイガイドマップ」は、弘前観光コンベンション協会のホームページに掲載されているほか、以下の施設で入手可能です

弘前観光コンベンション協会ホームページ
http://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/index.html

弘前市立観光館 青森県弘前市下白銀町2-1 
電話:0172-37-5501
営業時間:9:00~18:00(12/29~1/3 9:00~17:00)
弘前市観光案内所 青森県弘前市表町1(JR弘前駅 1階)
電話:0172-26-3600
営業時間:8:45~18:00(12/29~1/3 8:45~17:00)
弘前市まちなか情報センター 青森県弘前市土手町94-1
電話:0172-31-5160
開館時間:9:00~21:00(12/30~1/1 9:00~17:00)
弘前市りんご公園 青森県弘前市大字清水富田字寺沢125
電話:0172-36-7439
開園時間:9:00~17:00

問合せ先


問合せ先 弘前市立観光館
電話 0172-37-5501

旬の食材

2020年3月
布海苔投石事業発祥の地「風間浦村の布海苔(ふのり)」

2020年2月
冬に獲れる、「田舎館いちご」

2020年1月
白神山地と日本海の自然に囲まれ育った「深浦白神自然薯」

ページトップへ戻る