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青森のうまいものたち

田舎館村いちご『工藤観光農園 工藤弘樹さん』(2018年3月)

日本の中で、青森県は年間を通して冷涼な気候の地域です。この気候特性から、夏秋いちごの栽培は適地と言われ、有数の産地となってきています。
もともといちごは、春~初夏が旬の果物ですが、クリスマスなどの行事によって需要が高まることもあり、ハウス栽培されています。そのため、冬の果物として親しまれ、日本では12~5月に流通し、生産は冬に最盛期を迎えます。

夏秋いちご…6~11月の期間、1カ月以上収穫できるいちごのことを「夏秋いちご」と呼んでいます。冷涼地での栽培に向き、北海道や北東北が産地化しています。

実り始めたいちご
とちおとめの花
いちご
工藤観光農園 工藤さん
工藤観光農園 工藤さん
いちご生産者仲間のみなさんと
いちご生産者仲間のみなさんと

土作りとハウス内環境の管理に重点おき、いちご栽培をしている、工藤観光農園の工藤さん。

いちご栽培歴25年、大学を卒業した後、サラリーマン8年、脱サラしていちご栽培をすることに決めたそうです。
最初はきゅうりなども栽培していたそうですが、今は、青森県でもいちごの生産量が多い田舎館村で、いちごの専業栽培をしています。
また、工藤さんは“田舎館いちご研究会”という生産者団体にも所属していて、味も形も良いいちごを生産したいと集まった仲間と一緒に、品質向上と安定を図っています。

取材当日、同じくいちごの栽培をしている秋田県の生産者さんらが来園、視察される場面も見られました。新しい品種が出るのが早いいちごの栽培は、栽培の情報を交換、共有しながら近隣地域で取り組むことも大事とされます。

ハウス
いきいきした葉っぱ

最初はハウス4棟からスタート。いちご栽培はいつも大変だと工藤さんは言います。
いちごの端境期に商品として出荷できる魅力から、10年以上前から取り組んだ「夏秋いちご」も、管理が大変すぎて一度は栽培をやめたそうです。
寒さには比較的強いいちごも、暑さには弱く、夏でも収穫ができるように改良された「夏秋いちご」であっても、環境をコントロールしないと収量も品質も安定しません。
「夏秋いちご」の栽培は、安定するまでたくさんの研究が必要だったようですが、今では毎年、ハウス約4棟分程栽培しているそうです。

工藤さんは健康ないちごを育てるため、95%以上有機肥料を使用し、分析して足りない栄養を補給しながら土壌の管理行っているほか、植物の光合成のために、必要不可欠な二酸化炭素の濃度を測定しながら補給するなど、ハウスの中がいちごにとって最適な環境となるよう気を配っています。

工藤さんが栽培するいちご品種

とちおとめ(5棟)、朝香(3棟)、ロイヤルクイーン(1棟)、すずあかね(4棟)を栽培しています。(2018年時点)

いちご
「とちおとめ」

栃木で生まれた代表品種で、いちご王国の栃木県でも9割近くの
栽培品種がこのとちおとめ、という人気の品種です。
甘さも充分で、粒が大きめ、鮮やかな色合いです。(写真右)

「朝香」

アイベリー、女峰という大粒の品種同士を掛け合わせたいちごです。
いちごらしい形と強い香りがあり、ジューシーで甘みと酸味がしっかり
感じられる味です。全国でも数件の農家しか生産していないため、
“幻のいちご”と言われています。

ロイヤルクイーン
「ロイヤルクイーン」

全国的に知られる、“女峰”を開発した育種者が7年もの歳月をかけて開発した品種。
果皮は硬めですが、中の果肉は柔らかくジューシー。
工藤さんが栽培してまだ1年目の品種で、栽培しているのは青森県で2人だけだそうです!

すずあかね
「すずあかね」

夏秋いちご品種で6~11月に収穫されるいちごです。丸くふっくらとした形で、果皮と果肉がしっかりしていてさっぱりとした酸味があります。

いちごの摘み取り体験といちごカフェ

いちごカフェ

いちごカフェ

6次産業化の取り組みから、2015年にOPENした“いちごカフェ”。毎年、ゴールデンウィークを過ぎた6月頃~11月頃まで営業しています。
お店の入り口にはいちごの看板。

カフェは工藤さんの奥様が担当。
いちごをふんだんに使用した生ジュースやクレープ、パフェなどを提供しています。工藤さんはこれからカフェにもっと力を入れていきたいと話していました。

いちごクレープ
いちごクレープ
いちごジュース

いちごの摘み取り体験

場所:〒038-1104 青森県南津軽郡田舎館村枝川
期間:6月下旬~7月上旬 約2週間
料金:小学生以上 1,100円  3歳以上 600円
お問い合わせ:0172-58-2711
備考:いちごのコンディションにより開催期間は変わります。詳細な開催時期はお問い合わせください。

お問い合わせ先

名称 工藤観光農園
住所 〒038-1104 青森県南津軽郡田舎館村枝川
TEL 0172-58-2711

※農作業中の場合はお電話がつながらない場合があります。


産地めぐり

2018年5月
「Michiki農園 工藤三千輝さん」

2018年4月
『藤崎町若手農業者の会ワゲモンド』

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