今 この商品!(2007年10月)

見るも鮮やかな職人業が光る昔ながらの手づくり飴

「飴細工」

写真祭りやイベントなどで見かけたことがある人もいると思いますが、水飴を器用に練って、ハサミで切り込みを入れて、職人の感性で形を整えると、あっという間に「飴細工」が出来上がります。すばやい手の動きで、飴細工を作るのが「飴細工師」と呼ばれる職人で、その数は全国で100名ほどしかいません。

七戸町の高宮さんは、大阪での住み込み修行を経て、東北地方で唯一の「飴細工保存会」の飴細工師となりました。

地元で、飴作りを三年間修行した高宮さんは、店を開くにあたり、何か技術を身につけたいと考えて辿りついた答えが、伝統ある飴細工師になること。飴細工の修行ができるところを探し出し、向かったのが大阪でした。

三ヶ月の住み込み修行のうち、最初の一ヵ月半は、水飴を練る基本作業ばかり。水飴を練ると簡単に言っても、80℃ほどに熱した水飴を練るのはかなりきつい作業で、この基本が続けられず、修行を挫折する人もたくさんいるそうです。
指先には、低温やけどで大きく膨れ上がった水ぶくれができ、破いては1日乾かして、また水飴を練るといった繰り返し。熱い水飴を練る指先は、さぞ分厚くなっているのだろうと思いましたが、やけどを繰り返すため、つねに新しい皮膚で覆われた繊細な指先でした。

二ヵ月後、修行は次のステップへ。ハサミを使った工程になりましたが、これもまたコツがいります。ハサミを入れる角度、引っ張る強さなど職人ならではの感覚を覚えるため、師匠の実演をじっと見つめて技を盗み、自宅ではビデオカメラで撮影した師匠の映像を見ながら夜遅くまで練習し、ようやく自分なりにコツをつかんだそうです。

一人前の飴細工師となって戻った地元での実演は、子供たちからの反応がものすごい。青森ではなかなか馴染みがないため、素通りしてしまう人も少なくない中、何が出来るかワクワク、夢中になって見つめる子供たちの目を見ると、思わずタダであげたくなってしまうほど。「何が出来るのか考えることで、子供の創造性が高められる、そういった角度からも飴細工を見てもらいたい。」と飴細工の可能性に目を輝かせます。

飴細工に取りかかる前に必要なのが、大鍋で水飴を炊く作業。飴細工づくりに適した水飴になるよう煮詰めていきます。煮詰めた水飴はちょうどよい大きさに分けて固めておき、その都度、手作りの作業台で温め、練りやすいよう柔らかくします。 

この大鍋で水飴を炊く 手作りの作業台 下には水飴を温める
電気コンロ

飴は時間がたつごとに固まっていくので、作業は時間との勝負。まずは80℃ほどの熱い水飴をゴルフボール大の塊に取り、引っ張って伸ばし、折りたたんではまた伸ばしを繰り返し、空気を含ませながら、透明の水飴を白く光沢が出てくるまで練ります。色をつけるときは、食用色素をちょっとだけつけて練ります。飴細工に使われる基本の色は、赤・青・黄の3色。色の組み合わせによって、様々な色を作っていきます。

上には煮詰めた水飴 水飴が柔らかく
なってきたら…
ゴルフボール大の
塊をとって…
空気を含ませながら練る ひたすら練る だいぶ白くなってきた

丸めた飴を棒につける

着色は赤青黄の3色で

バランスよく配色して練る

丸めた飴を棒につけたら、ここからハサミを使った形作りの始まり。ハサミで切りこみを入れ、引っ張る、曲げるなど、見るも鮮やかな職人業をほどこすことで、飴のかたまりはあっという間に変身します。

使い込んだ愛用の和ハサミ 手早く切り込みを入れて あっという間に形が…

空気を入れて
膨らみを加える

ちょっと微調整

最後の一息!

風で冷やして固めたら…

はい、馬の出来上がり

ちゃんと馬の表情でしょ

イルカ

イベントや催事では、リクエストに応じてアニメのキャラクターなども作りますが、高宮さんがもっとも得意としているのは動物。飴細工は、実物に忠実に似せて作るものではなく、その特徴と雰囲気を大切にして作ります。だからこそ、フィギュアのような精巧さはありませんが、温かみのある仕上がりとなるのです。

実演だけでなく、素朴で懐かしい味わいの手作の飴も人気です。通常、甘くておいしい飴に仕上げるには、香料や着色料を加えることが多いですが、高宮さんの飴はなるべく自然由来の添加物を使ったり、素材の粉末を加え、香料・着色料を一切使わない青森県産シリーズ(ほたて・ごぼう・にんにく・ながいも・そば)を商品化したりと、安心しておいしく食べられる手作りの飴を作っています。これからは、フリーズドライにした果実の粉末などを使って、香料・着色料を使わない飴を増やしていきたいそうです。

人気商品の手作り飴 昔ながらの懐かしい味も 青森県産シリーズ
フルーツ飴も人気 飴を切断する裁断機  

写真飴細工師となって2年。昨年からは海外物産展にも参加して、飴細工の素晴らしさを世界に広めています。素早い手作業からあっという間に生み出される飴細工に、人々が魅せられるのは万国共通。台湾・高雄市で初めて実演したときも、高宮さんのまわりには多くの人だかりができました。

職人技で自由自在に操られた飴が、その姿を飴細工に変えるまで5分とかかりません。 県内の様々なイベントにも参加していますので、見かけた際はぜひ立ち止まって、職人技をじっくり見て下さい。

手作り飴を作る職人の技をお店のホームページで公開しています。そちらもぜひご覧下さい。

【商品DATA】

あめ細工…1個 500円程度(※作品によって価格は変わります)

手作りの飴(一例)
・ハッカ飴………………1袋170g 420円
・青森りんご……………1袋150g 420円
・青森県産ごぼうあめ…1袋200g 420円

【お問い合わせ先】

飴のたかみや
〒039-2578 上北郡七戸町字貝ノ口100-1
電話:0176-62-9066
ホームページ:http://www.amenotakamiya.com/


*この商品の掲載情報については、2007年10月現在のものです。掲載情報が古くなっている場合もありますので、最新の情報については問い合わせ先にご確認ください。

 




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