鶏肉、野菜、山菜などの具をたっぷり入れただし汁に練った小麦粉をひきちぎって入れることから「ひっつみ」といわれています。南部地方では、畑作地帯が広がっており、雑穀・粉食（小麦粉・そば粉）主体の料理（そば串もち、かっけ、ひっつみなど）が昔から伝えられ、食べられてきました。「ひっつみ」は、主食ともなりうる汁物として親しまれてきたもので、ごはんが少し不足した時によく作る具だくさんの郷土料理です。
具やだしは地域や各家庭、季節などにより変わり、バリエーションが豊かで、かに、魚、鶏肉、季節の野菜類などが入れられます。
