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特集:あおもりの旬 2013年1月号 大鰐町「大鰐温泉もやし」

 津軽平野の南側、弘前市の南側に位置する大鰐町。 古くから湯治場として親しまれてきた大鰐温泉は、 津軽藩主も眼病を治すために訪れたと言われています。その温泉の力を活用し、ここ大鰐の地で長い歴史を持つ伝統野菜「大鰐温泉もやし」の魅力をご紹介します。


350年以上の時を伝承され続けた「大鰐温泉もやし」


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 文献によると温泉もやしは350年以上前から栽培されていたようです。大鰐には津軽藩の御仮屋があり、津軽三代藩主信義公が湯治するときには必ず献上されたと伝えられます。そもそもの始まりは、温泉がわいていた川原に豆がたまたまこぼれ落ち、それがもやしになったという説もありますが定かではありません。大鰐の温泉もやしは350年以上の時を超えて守り継がれてきました。

 これまで温泉もやしの栽培は、地元生産者のみが代々受け継ぎ、一切口外されることはありませんでしたが、最近になって、もやし栽培を絶やさぬよう町が後継者確保に乗り出したことから、徐々にですが若手の後継者候補に受け継がれ始めています。


大鰐温泉もやしの特徴

  特徴はその名の通り、大鰐温泉を利用して育てたもやしで、豆もやしとそばもやしの二種類あります。
 秘伝の大鰐温泉もやしは、独特の芳香とシャキシャキとした歯触り、味の良さ、品質の 高さで人気が高い青森自慢の味です。
 中でも特徴的なのは歯触りです。7日間かけてじっくり育てられた大鰐温泉もやしは、自らが持つ生命力と秘伝の「温泉〆」により、水耕栽培にはないシャキシャキとした歯ごたえとなります。

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豆もやし(中)と、そばもやし(左右)
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小八豆(コハチマメ)

 これらの特徴を生み出すため、栽培方法には次のこだわりがあります。

① 豆は先人が選び伝えてきた地域在来の小粒種「小八豆」です。(豆もやしの場合)
 他の品種ではおいしいもやしにはなりません。「小八豆(こはちまめ)」は門外不出です。
② 温泉熱だけで地温を高め栽培します。
 品質の善し悪しは"は種"4日後の生長で決まるため、温度調整には熟練を要します。配管の深さや配置、湯量などはその家々に代々伝わる秘訣です。
③ 湯温を幾段階にも分けた温泉だけで育てます。
 栽培はもちろん洗浄、仕上げまで水道水は使用しません。もちろん湯温調整や供給方法などはそれぞれに伝わる伝統の技です。
④ 無化学肥料、無農薬、独自ブレンドの土で育てます。
 現在のもやし栽培は水耕栽培が主流ですが、大鰐温泉もやしは昔ながらの土栽培のため、ほのかな土の香りを抱き、独特のうまみをもっています。
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収穫作業
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洗浄作業
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 近年では、この「大鰐温泉もやし」を町の宝としてブランド化を目指す動きが高まっており、平成24年5月には地域団体商標として登録されました。
 今後ますます全国の注目を集めることが見込まれ、地域を代表するブランド食材として、地域振興に活かしていく動きがみられています。


大鰐温泉もやしを「食する」「購入する」

 大鰐温泉もやしは地元大鰐町のほか弘前市の一部で購入することが出来ます。大鰐町の飲食店では「もやし炒め」を中心にした定食や炒めたもやしが入ったラーメンなどを食べることができます。

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もやし炒め定食
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ラーメン

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 大鰐温泉もやしは主に次の場所で購入することが出来ます。但し、当日の生育・出荷状況により数量が限られ品切れの場合もありますので予めご了承願います。

  • 大鰐町地域交流センター「鰐come(わにカム)」
    電話:0172-49-1126
  • 伊勢丹新宿本店地下フレッシュマーケット・総菜売場(あえん):
    いずれも期間限定(青果は1月~3月頃迄、総菜は1月4日~1月31日迄を予定)になります。
    (天候・生育状況により入荷しない場合もあります。)


掲載日 2013.1.1


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