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産地レポート 〜 生産者の声 〜

海抜450mのちょっと高原のレタス…上の平野菜生産組合(平川市)

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 平川市上の平のレタスが収穫時期を向えている。
 海抜450mほどの、ちょっと高原のレタスを生産しているのは、農家11戸でつくる農事組合法人上の平野菜生産組合。全員がエコファーマーという

 上の平は昭和47年、県のパイロット事業で開田された。しかし、減反政策が始まり、一度も米を作ることなく、田から畑へと姿を変えた。

写真 生産組合長の北山さん達は、はて何を作ろうかと迷った。北山さん達11戸の農家は、入植者ではない。もともとは、少し下がった所に住み、林業に従事して、炭焼きで生計を立てていた。

 県の普及指導室は、今後の食生活と価格の動向を考え、「レタス」を勧めた。
  現在ふつうにレタスと呼ばれている玉レタス(結球レタス)は、明治初年に導入され、第2次大戦後、食生活の洋風化から大幅に消費が増加した野菜。キク科のレタスは、冷涼な気候を好む。適地適作の観点からも「レタス」に決まった。

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レタス リーフレタス&サニーレタス

写真 レタスの収穫は、夜中の1時から始まるという。 カンテラを付けての収穫は、機械ではなくすべて手作業。 新鮮さを保つため、葉ものは、日の出前に収穫する。 収穫が終わるのは、明るくなる5時頃。洗って家に持ち帰り、出荷の準備をする。 この日は、日中に作業をしてもらった。

 根を切って、成育している状態とは逆に置いていく。ひっくり返すことにより、鮮度を保つのだという。

 「レタス」は切ると、白い液体が出る。これは、“ラクテュコピクリン”というもので、嘗めると苦い。この苦さでレタスは虫から身を守っている。ちなみにレタスのことを「チシャ」というのは、乳の出る草から“乳草(ちちくさ)”となり、それがなまってチシャという名前になったと言われている。

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根元を切ってひっくり返していく 白い液体が出てくる

写真 ひっくり返したレタスに水を掛けていく。白い液体(ラクテュコピクリン)を付けたままにしておくと、切り口が茶色になり、見た目が悪い。

 「昔は、1個づつレモン水で拭いていった」という。

 1箱5kgの箱にLサイズで8個ほど入る。箱には、上の平生産組合のロゴマークの八甲田山が描かれている。上の平生産組合では、1日に800〜1000箱出荷する。

 収穫されたレタスは、新鮮さを保つため予冷され、午後4時頃には、秋田や青森・八戸・弘前の市場へと出荷され、翌日には店頭に並ぶ。出荷は、農協に頼らずに独自に市場に出している。

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予冷の冷蔵庫
箱詰め  

写真 上の平野菜生産組合は、まとまりの良い組合だ。何かを始めようとするときには、一致団結する。それだからこそ、自分達の手で、販路を見つけ、また、レタスの指定産地にもなった。農業収入も他より少し良いと聞いた。

 11戸の農家の一人一人の表情は、明るい。農地の環境も清々しいが、人もまた清々しい。

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元気なお母さん方 集荷場に集まって
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 レタス畑は収穫が終わると、緑肥として麦が植えられ、後、畑にすき込まれる。こうして土作りをしている。

※緑肥用麦を植えることにより地中深く根を張り、ホウソ、マンガン、亜鉛等微量要素の欠乏を補う事ができる。


[お問い合わせ先]

農事組合法人 (八甲田印)上の平野菜生産組合
 住所:青森県平川市葛川上の平
 電話・FAX:0172−55−2561



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