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産地レポート 〜 生産者の声 〜

着色料・香料無添加の安心手作りデザートの素「いちごのぷぷるん」…百石ふるさとの味研究会(おいらせ町)

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 八戸市に隣接する旧百石町(町村合併によりおいらせ町となった)では、昭和45年頃からイチゴ栽培が始まり、昭和53年にイチゴ部会(当時JA百石実行)を組織し、半促成栽培(2月下旬〜6月中旬出荷)を中心に本格的に栽培が行われ、八戸市に次ぐ県内第2の産地となっている。

 橋本サトさんは、30年来のイチゴ農家。サトさんのご主人は、この地域で早くからイチゴを生産した先駆者。ハウスには、大きなりっぱなイチゴが成っている。今の栽培品種は、「麗紅」「とちおとめ」。収穫は、6月いっぱい続く。

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橋本さんイチゴハウス
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麗紅
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イチゴ農家とし30年以上
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今は麗紅と栃おとめを栽培
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慣れた手つきで・・
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橋本サトさん

 サトさんには、イチゴ生産農家という他に「百石ふるさとの味研究会イチゴ部会」会長という仕事がある。
  平成18年、主力品種「麗紅」の価格低迷、栽培農家の高齢化による部会組織の弱体化等、課題の多い中新たな加工品開発・商品化が必要となっていた。そんな中で、サトさん達おいらせ町百石ふるさとの味研究会イチゴ部会(24名)は、平成18年同町産のイチゴを使って、手作りデザートの元を作った。
 商品名は「ももいしイチゴのぷぷるん」。牛乳200mlを混ぜてくるくるかき回すと、ヨーグルト状態のデザートが出来上がるというもの。大手メーカーさんの「フルーチェ」と言った方が、分かりやすいかも知れない。

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百石ふるさとの味研究会
のみなさん
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手作りデザートの元
ももいしイチゴのぷぷるん
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袋の中には粒イチゴが…

 今年で4年目になるこの地元産イチゴを使ったデザートの元、着色料・香料無添加を頑固に守り、あまり甘くないのが良い。1袋で4人分となっているが、一人で食べてしまえる。
  地元の物そのままを凝縮してある感じだ。
 ぷるぷるとした食感を出すまで、何度も試食を重ね苦労したという。この商品開発には、町・県の普及指導室・六戸の加工指導センターが協力してあたった。おいらせ町役場の沼端さんもその一人。お母さん方も何かと頼りにしている。

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橋本サトさん
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新井山セツさん
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佐々木タイさん
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川口 千恵さん
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沼端さんもお手伝い
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 「ももいしイチゴのぷぷるん」を作っているのは、橋本サトさん・佐々木タエさん・新井山セツさん・川口千恵さんの4人。今年になって初めて作るというこの日、お母さん方は、緊張し、作り方を書いた紙を何度も確認していた。混ぜるのも、計るのも真剣。
 真剣に作っている。ぎこちなさが何となく信頼感を抱かせる。オートメーション化されたメーカーの製品とは、一味も二味も違う。

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忘れぬように
作り方を貼っている
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冷凍真空パックで保存
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イチゴシロップ
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90度まで温めます
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熱いです!
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ペーストとシロップ
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ペーストとシロップを混ぜる
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レモン果汁は酸化防止として
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糖度計で計る
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緊張して・・
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シビアに・・
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計量して・・
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30gずつ
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計量したイチゴを入れる
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袋の中にはつぶイチゴ
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これなら安定して入れられます
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90度の湯で殺菌
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殺菌
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殺菌後冷水で冷やす
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冷却後綺麗に拭いていく
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みんなで箱詰め

 「ももいしイチゴのぷぷるん」は、規格外のイチゴの有効利用だ。
  原材料代は規格外イチゴなので安くすむと思ったが、生産者から買うイチゴは、決して安くはないという。市場に出回る規格品は1kg1100円ほど(市場価格により一定ではないが)、サトさん達が生産者から買う規格外品は、約半値の400〜500円。同じ生産者としては、少しでも収入になればと考えるから、それほどは安くはない。

写真  「ちっとも儲けないの」と橋本会長。
 「ももいしイチゴのぷぷるん」は、一個270円。長期間(賞味期間は製造から1ヶ月)保存できないため、在庫を抱えないようにし、無くなり次第作る。大体月1回だという。新鮮な「加工品」なのだ。作るまでの間、「品切れ」が出る。せっかく買いに来ても、品切れということで、がっかりして帰るお客さんもいるという。販売先も、地元の直売所「味祭館」だけ。

 大手メーカーさんのような常に供給され、何処でも買え、価格も安いという便利さはないが、作り手であるお母さん方の真摯な姿が見える。


[「ももいしイチゴのぷぷるん」の購入・お問い合せ]

おいらせ町観光PRセンター
 住所:青森県上北郡おいらせ町新助川原33−2
 電話:0178−52−8696

PS:
写真  JA十和田おいらせでは、その他に規格外のイチゴを買い取り、ジャムを販売している。イチゴの食感が楽しめるジャムで、砂糖は三温糖を使っている。着色はしていないので、少し黒っぽい色をしている。価格は270g720円。美味しい。

[問い合わせ]

JA十和田おいらせ 百石支店
 住所:青森県おいらせ町下明堂78-1
 電話:0178−52−3047
 FAX:0178−52−5227



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