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産地レポート 〜 生産者の声 〜

早春の山菜「ウド」…山端 敏行 さん(十和田市)

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写真 独活・・・これで「ウド」と読む。一説には風もないのに一人で揺れるから・・・「独りで活く」ということらしい。ただ、根を乾燥させて使う漢方薬ではそのまま「ドッカツ」と呼ぶ。
  ウドは、木ではなく草。10世紀頃(日本では、平安時代中期)にはすでに栽培されていたという日本原産の野菜である。しかし、草丈が3mほどにもなるこの草の食べられる部分は、春に出る芽の部分だけ。現在、栽培され一般に出回っているのは、「軟白ウド」と「山ウド」。「軟白ウド」は日光を遮断して作るため、全身真っ白。東京で作られている「東京ウド」が有名。東北地方では、先に緑の葉が付いている「山ウド」が主流。これは黒いマルチを被せ、土を加温してハウス内で作る。

写真 ウドは早春の山菜。
 春遅い青森に、春の目覚めを届けてくれる。
 十和田市の山端敏行さん。ウドを作り続けて27年。昭和55年の冷害で被害を受けたのをきっかけに、転作作物としてウドを作り始めた。
  畑地で株を大きくしたウドは、10月下旬、株を4分割し、ハウス内の深さ40〜50cm程に掘った土に植えられる。密植という株間を詰めて植えるやり方。植えてから60日〜80日で収穫される。ハウスに入れてからは、一切肥料は入れない。株は、畑地にいるときに十分に養分を蓄えているためだ。ハウスの中で株は成長し、地下茎をタコの足状態に絡ませ大きな株になる。

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ウド栽培27年
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次の芽が育っている

 渾身の力で、山端さんが掘り出してくれた。5kg以上はありそうだ。

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ウドの株
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写真 収穫作業は、膝を着いての下向き作業。一本ずつ掘り出していく。根がしっかり張っているため、かなりの力がいる。土は電熱線で加温されているため、掘り出したウドは、温かい。
 並べて少しの間乾かす。
 ウドの出荷規格は7段階。山端さんがいい形というウドは、直径4cmほどのややスリムなもの。この大きさが消費者には扱いやすく好まれるらしい。

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↑掘り出したウドは乾かす

緑の葉を残した山ウド→

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写真 出荷作業は奥さんと二人でやる。コンプレッサーでウドの土を吹き飛ばし、一本ずつ袋に入れ、箱詰めしていく。出荷量は、約3t。
 出荷が終了すると、ハウスのウドの株は捨て片づけられる。植えておけば、まだウドは穫れるが、大きくは育たないと言う。もったいないような気がするが、来年のための株は、外の畑地にもう眠っているという。雪が消え、春から夏にかけ成長し、また、雪振る前に、ハウスに植えられるという繰り返し。
 今年もしっかりと大地から養分を取り入れていくことだろう。
 山端さんは、今年3tを出荷した。

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コンプレッサーて
゛土をはらう
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この通り
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ps:ウドの食べ方として「酢味噌和え」が一般的だが、ウドの佃煮も独特の美味しさがある。

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 山端さんが出荷している JA十和田おいらせ は、早くから土壌診断に取り組み土作りを指導してきた。各農家から寄せられた土は、土壌診断室で分析され、各農家に診断結果が伝えられ、各農家はそれに基づき、農協の営農指導員の指導を受ける。土は栽培作物ごとに診断される。
 中島農法に順守した農法で作られた農産物は、子供でも美味しく食べられると言うことで「トムベジ」(TOWADA OIRASE MINERAL VEGETABLE)と名付けられ販売されている。

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そば栽培地の土
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ニンニク栽培地の土
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色も様々
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土壌診断書
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各農家の診断結果

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トムベジ
ミネラルにんにく
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お問い合わせ先

JA十和田おいらせ
青森県十和田市西十三番町4-28
TEL. 0176-23-0316




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