産地レポート 〜 生産者の声 〜

まさにご当地グルメ・・・青森の毛カニ「トゲクリカニ」:野澤 茂さん・百合子さん(野辺地町)

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写真青森の花見に欠かせないのが「トゲクリカニ」別名「花見カニ」。
身は栗のように甘いと言うことから「栗カニ」と名付けられたという。

桜の季節になる4月中旬から5月中下旬に掛け旬を迎える。今年は桜が早く咲いてしまい、例年なら高値となる「花見カニ」時期を追い越してしまった感がある。このカニは、青森県の太平洋沿岸から陸奥湾に掛け主産地となっている。青森の「トゲクリカニ」は北海道の毛カニよりは小さいものの、そのカニ味噌は絶品と言われている。

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トゲクリカニ

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身が栗のように甘い

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カニ味噌は絶品

因みに北海道の毛カニは「オオクリカニ」と言われ同じ「クリカニ」の仲間。

野辺地漁協では、今、「トゲクリカニ」漁の最盛期。
野澤 茂さんは、カニ漁を始めて20年のベテラン。「昔に比べ型は小さくなっている」と言う。 漁は奥さんと二人の夫婦船。

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型は小さくなった

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いざ!出航

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夫婦船

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夫婦船

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夫婦の共同作業

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夫婦の海

「トゲクリカニ」漁には刺し網漁とかご漁がある。
野辺地漁協管内の漁師さん達は、刺し網で漁をしている。

刺し網とかご漁の違いは、鮮度という点ではさほど違いがないが、刺し網は網を入れ一定時間内に引き上げないと、網に絡んだカニは死んでしまうし、かご漁は、かごにあまり長い時間入れておくとこれもまた、エサが捕れないため痩せるという。どちらが良いとも言えないが、野澤さん曰く、「野辺地の場合、かごだとオスが多くかかる」という。「トゲクリカニ」は卵を抱くメスのほうが実入りが良く、値段が高い。

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ローラーで網を上げる

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網上げ

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今日の手応えは・・。

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ブイを引き上げ網を上げる
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海中から上がるカニ
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手早く動きます

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カニが・・

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オス

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メス

奥さんの百合子さんは、「刺し網だから、色々なものが掛かる。春には春の、夏には夏の、四季折々の魚が・・量は少ないものの、食卓を楽しましてくれる。」と言う。
ホタテ・シャコ・カレイ・アブラメ、実に様々なものが掛かる。いらぬものも掛かり、網から出すのが大変だが・・・。

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色々な物が上がります

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シャコもカニも

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エイも上がりました

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いらぬヒトデが

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こんなに大きなヒトデ

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網からカレイを出す

網を引き上げた後、明日のために、また、網を入れていく。この係りは百合子さん。 舵を取り、船を操るのは、茂さんだが、その他の細々としたことは、百合子さんの担当。 実によく動く。

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漁の後は翌日のため
網を仕掛ける

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鮮やかなロープ使い

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網が海中に
引き込まれていきます

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船の上は結構危険

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しぶきが・・

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寒いので完全武装

船が港に帰るまでの船上では、網からカニを出していく。
「トゲクリカニ」は昭和61年の137tをピークに、年々減り続けている。平成18年の青森県全体の漁獲量は、77t。野辺地町の昨年19年の出荷量は13t。
県は資源管理としてオス7cm・メス6cm未満の個体の再放流(海に放してやる)を決めている。百合子さんも小さなものは放してやる。

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船上でカニを網から外す

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このように網に
絡んでいます

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編み物をほどくように

浜に戻ってきてから、出荷に向け、網からカニを外す作業が待っている。これが結構手間と時間が掛かる。

船に乗っている間、様々な話を聞いた。冗談交じりの中に、茂さんの百合子さんへの感謝が話の端々に覗く。百合子さんは朗らかに笑っていた。
船上は、風邪が強く寒かった。しかし、気にならなかった。何故か楽しかった。

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船着き場で

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夫唱婦随

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横にらみ

水揚げされたカニは、全量漁協に出荷され、午後2時から始まる入札で買い取られていく。 その日の相場により、値段は動くが、漁協の直販では1kg詰め4〜5杯で4,000円(送料込み)ぐらいだという。 関東からも注文が来るが、発砲スチロールに入れてクール便で送るだけだが、生きて届くという。

「お客さん、生きているんでびっくりするみたいだよ。30時間ぐらいは生きてるよ」と漁協の木村さん。特段の猟期は定めていないが、大体が5月一杯で漁を終えるという。

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野辺地漁協

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入札を待つ

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野辺地漁協 木村さん

ほたて屋だいえい茹で方だが、カニは水から!火に掛け、沸騰してから10分。
美味しいカニの出来上がり!


お問い合せ先

野辺地町漁業協同組合
電話 0175-64-2264
住所  青森県上北郡野辺地町字野辺地 478
オフィシャルサイト http://www.jf-nohejimachi.com/

買える場所(※販売時期:4月〜7月頃)

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掲載日 2008.5.1


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