産地レポート Vol.6:加工品・伝統料理

【生産者の声】あかつきの会 工藤良子さん(弘前市)

写真 次の世代に残したい津軽の伝統料理

弘前市石川あかつきの会の命名は、「朝早くから活動する」、暁と共に・・・ということから名付けられたものです。弘前のさくら祭りに車で来る県外の観光客のために、美味しい朝食をということで、朝早くから、朝食サービスをしたのが始まりです。地元の食材で作った地元の味ということで、観光客からは、大いに喜ばれました。そのような活動をしてきたあかつきの会が郷土料理の保存と復活に動き出しました。

取り組みのきっかけ

私たちあかつきの会のお母さん方は、みんな家庭の主婦です。昔から、毎日食事を作ってきました。そんな私たちは、何でもすぐに、簡単に、食べられる現代の食生活に疑問を感じてきました。農産加工にとりくむ機会に、地域の高齢者と関わりその伝えられてきた食事内容や、保存食づくりの工夫や季節の行事と食との関連など、代々伝承されてきたものがこのまま忘れられるのは大きな損失だと思い、地域の高齢者から聞き取り調査を開始しました。忘れられようとしている地域に伝わる料理や、農産物保存法などのほりおこしを行ない、実際に作ってみて味わってみて記録として残して次の世代に伝えていくことにしました。

写真そのために、私達の会の活動発表の場として、年2〜3回食事会を開いています。毎回、沢山の方に来ていただいて、みなさん昔の味だと喜んでくれます。化学調味料などは、一切使わずに、昔どうりの味を再現することに徹していました。

そのときの器は、会員の家の倉に眠る昔の皿やお膳を使います。「ハレの日」の人寄せの料理を飾った器もまた、皆さんに喜んで貰えます。

また、伝承活動として依頼が有れば、若い人のグループと一緒に伝統料理の指導に行きます。

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郷土料理の会
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田植えの際の水口のお供え
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お盆のお供え物
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夏の伝統料理
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宅配食材
伝承料理のレシピ付き
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高齢者とのふれあい

新しい取り組みとして、年4回の郷土料理の宅配を行っています。伝承料理のレシピも一緒に送り、それを作るための材料を準備して発送します。山菜など若い人はあくぬきを知らないので、ワラビなどあくぬきをして送ります。

出張販売にも出向きます。
津軽に伝わる食物を多くの人に食べてほしいので、機会があれば出かけます。

夕市をひらき、野菜の味・加工品の味を広く宣伝もしています。利用者の反応は良く、獲り立て野菜の味を求めて一週間に1回の夕市を待ってくれます。

今、私達は、地域の高齢者との交流を第1に考え、その知恵・技術のほりおこしを行っています。高齢者は地域の宝物、その培われた知恵を次の世代に残し、伝えていくのが私達の務め、そのめに機会をとらえては伝承活動を行っています。

今後のとりくみの問題点として活動の拠点となる場所がないことです。資金がなく、会員の持ち出しが多く、今後の工夫が必要と思っています。


お問い合せ先

あかつきの会
TEL/FAX. 0172-49-7002


掲載日 2006.11.1



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