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産地レポート 〜 生産者の声 〜

行者菜・・・JAおいらせ「ろくのへ行者菜研究会」(六戸町)

写真


行者菜
「行者菜」は、「行者にんにく」と「ニラ」を交配し、手軽に食べるられるように開発された野菜。宇都宮大学農学部のグループ(育成権保有)が開発し、山形県長井市を中心に全国で1道6県7カ所(平成27年)のみで栽培されているという特異な野菜。


見た目や食感は「ニラ」に似ているが、味や香りの特性は「行者ニンニク」に近い。ニラと行者菜の違いは、茎の太さ。行者菜は茎が太い。
「行者菜」が誕生したのには、理由がある。

行者菜 ニラ 行者ニンニク 行者菜の方が茎が太い


「行者にんにく」は山菜として人気があるが、採れる場所と期間が限定される。
また、栽培されている「行者にんにく」も、収穫までに5年を要し、収穫期間は1 年のうち2週間ほどで、すぐに終わってしまう。
  そこで、「行者にんにく」 と「ニラ」を交配することにより、収穫期間の長い、栄養価の豊富な「行者菜」が誕生したという。5月~8月上旬にかけて出荷される。

「行者菜」は、栄養価が豊富で、「行者にんにく」や「にら」よりも滋養強壮の基となる「硫化アリル」の含有率が高く、ビタミンB1の吸収を促進し、血液中の脂質を減らし疲労回復や殺菌効果があるという。
気になる臭いは、「行者にんにく」よりもきつく無く、口臭を気にしないで食べられる。

栽培するには全国行者菜研究会と契約して地元の生産グループに入るか、または生産グループを立ち上げることが必要とされ、唯一青森県での栽培が許されているのが、JAおいらせ「ろくのへ行者菜研究会」。

生産者4名で年間1tの生産量がある。

ろくのへ行者菜研究会
会長の荒井潔さん
水管理・温度管理が重要


代表の荒井 潔さん。3年前から栽培を始め、露地栽培で栽培している。
栽培地に縛りが掛けられているこの野菜に取り組んだ理由は、新しい野菜であるということと、栽培にさして手間が掛らないこと、重量野菜でないので、歳をとっても収穫が辛くないということからだった。
強い香りから害虫がつきにくいため、六戸町では、5月頃までは、ほぼ無農薬で栽培できるのもメリット。

一度植えると次から次へと収穫できるため、ある程度自分で収穫のローテーションが組めるという。今、荒井さんは、4回のローテーションを考えており、出来たら、9月上旬まで、収穫を引っ張りたいと思っている。

栽培で気を付けないといけないのが、水管理と温度管理。葉先が白くなり、出荷出来なくなるという。
刈り取り後一ケ月で次の収穫が出来る その前にこちらが出荷できる

しかし、栽培よりも大変なことは、収穫・出荷調製作業だという。新鮮さを保つため、収穫作業は陽の上らない早朝4時からに行い、その後調製し、午前中には出荷を終了。特に生長の早い夏場は時間との勝負になる。

収獲は早朝から 根本の薄皮を剥ぐ
奥さんも袋詰め 手袋を掃いて 手袋掃いて慎重に


収獲後、100gづつパックしていくが、この時手袋を掃く。
行者菜の根本の土の付いている薄皮のような部分を剥がして綺麗にして、袋詰めするのだが、この時、硫化アリルの成分で、手が荒れるため、手袋を掃くという。根本の部分は、ほとんどニンニクと同じだ。

日持ちが良く冷蔵状態で1週間から10日ほど保存できる。

新顔の野菜で食べ方が気になるが、餃子・天ぷら・ピラフ等々何にでも使える。
奥さんの敬子さんの協力もあり、レシピや加工品が作られている。
今、敬子さんが取り組んでいるのが「行者にんにくのソース」。
パスタやチャーハンにと考えている。

レシピを考えるのは奥さんの敬子さん 袋の後ろには様々な情報が
行者菜の天ぷら 行者菜のソース 行者菜のソースを
使ったパスタ


動画でも、料理を紹介しているからご覧頂きたい。



[お問い合わせ先]

●JAおいらせ 指導課 0176-70-1170 
行者菜の買える所:道の駅ろくのへ 「メイプルふれあいセンター」
                 住所:〒030-2371 上北郡六戸町犬落瀬後田87
TEL:0176-55-4134
営業時間:9:00~18:00



掲載日 2016.5.1


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