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産地レポート 〜 生産者の声 〜

白ナス・・・木村 和子さん、春子さん(青森市)

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ヘタの刺はかなり痛い

ナスの起源は東インド地方。
原種は白かったと言われている。
ナス科植物(トマト等)の殆ど全てが南米アンデス原産なのだが、このナスだけがなぜか東インド原産なのだそうだ。
普通のナスには「ナスニン」という成分が皮の部分に含まれているため濃い紫色になるが、この白ナスには一切「ナスニン」が含まれていない。白色をしている。ヘタは緑。爪と表皮は痛い。
紫色のナスは紫外線から身を守るために紫色の色素ナスニンをまとうが、白ナスにはナスニンがないため、身を守るために皮が硬くなるのだという。
日本各地には、「白ナス」と称するものが多くある。
これは本来の紫色が抜けているという意味から、緑ぽいナスも、「白なす」と言うためらしい。
白ナスの原種のサイズは卵位の大きさだったらしく、それゆえ、ナスは、英語でエッグプラント。白だとなおさらその言葉が似合う。


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右から木村和子さん・春子さん

白いナスを栽培している青森市の木村 和子さん、春子さん。
嫁姑の義理の親子。
4月に種を蒔き、7月に収穫する。
今は、筒井にある産直施設「げんき畑」で販売している。
農薬は、なるべく掛けたくないという和子さんは、今年は、春先に一度掛けただけ。春子さんは和子さんのことを「栽培の先生」と呼ぶ。
米の他、畑作物として、ナス4種、かぼちゃ、ズッキーニ、オクラ、シソ、枝豆、味噌豆等を栽培している。
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オクラ

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麻婆ナス
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ニラの花畑

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ニラの花
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ナスの種類は多い

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稲の花
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紅爵

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うけ高くしているため雨水の害を受けにくい

白いナスを作り始めたきっかけは、息子さん夫婦が、マルシェで見かけて、作って食べてみたいという願いからだったという。
和子さんがナスが好きだったということもあり、早速、2年前から植えた。
栽培方法は、普通のナスと変わらない。
ただ、雨のことを考え、畝は高くした。
白いナスは、デリケートで風で葉が擦れると皮に茶色のカタが付く。
和子さんは、葉が擦れないように、葉を摘もうと考えている。

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風が吹いて葉が当たると傷つく

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紫色の普通のナスは葉脈が紫
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白いナスの葉脈は白

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白いナスの花

農業をやったことのない春子さんが、和子さんを手伝うようになったのは、「何時も野菜をもらってばかりいるのが心苦しかったから。何かお手伝い出来ないかなぁと思っていた。」という。
和子さんは、「何か手伝うことありませんか?って電話してくるの。嬉しくて嬉しくて。」
今では、仲良く共同作業。
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共同作業

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収穫
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木村春子さん

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木村和子さん


和子さんは、春子さんの好きな味噌豆を植えた。これも気持ちの表れ。
味噌豆は、文字通り味噌を作る豆で、大豆のこと。

和子さん、春子さんの夢は、自分達が作った野菜がレストランで使われ、それを食べに行くこと。
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木村さん親子

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畑で食べるでんすけスイカ


生産者が自分の作物が素敵な料理になって、レストランで華々しく素敵なお料理に変身することは、我が子の晴れ舞台を観るようで晴れ晴れしくもあり、今までの苦労が報われるときなのだ。

今年、和子さんと春子さんの夢は叶う。
8月下旬に、青森市内のレストランで「白いナスを食べる会」が生産者である木村さん親子も参加して開かれる。その時、和子さんからはどんな感想が聞かれるのだろう。


◆実際に食べてみて    

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白ナスは果皮はやや硬いが、実が引き締まっていながら果肉が軟らかく、アクが少ない。

焼きナスにすると甘く、ねっとりとした食感。
一般的な紫のナスより、クリーミー。

切って水に入れ、アク抜きし、表面に小麦粉をまぶし、油で焼き、醤油またはお好みのタレを絡ませると、ナスステーキの出来上がり。


[白いナスが買える所 ]

「げんき畑」
住所:〒030-0843 青森市筒井1丁目5-10 JA青森 南支店敷地内
TEL:017-741-7174
営業時間:8:30~12:00
定休日:日曜日

 



掲載日 2015.8.1


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