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産地レポート 〜 生産者の声 〜

ブロッコリー・・・加藤 潤哉さん・鮎美さん(稲垣町)

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はなやさい ブロッコリー

 ブロッコリーは、イタリア原産の野菜。カリフラワーとともにキャベツを改良して作られた野菜で、「はなやさい」と総称される。
生のブロッコリーのビタミンCはレモンの2倍、ほかにも、カロチン(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、カリウム、リンなども豊富に含んでいる。ブロッコリー4分の1株(約50g)で、成人が1日に必要なビタミンCの摂取量を補うことができるという。
これからの紫外線の強い時期、美肌のためにもうってつけの野菜だ。

 青森県つがる市稲垣町、JAつがるにしきたでは、水田の転作作物として、平成8年からブロッコリーの生産を始め、現在、ブロッコリー部会員89人が栽培している。県内でも有数の産地だ。
JAつがるにしきたつがる総括支店の課長補佐 高橋 宏明さんは「本来最も美味しい旬の時期は晩秋の11月頃から冬3月頃と言われているが、今のブロッコリーも美味しく遜色はない。他産地の収穫の終わったこの端境期に、出荷できるのが稲垣の強み」という。 青森県では、他産地の端境期となる6月と10月を中心に生産・出荷している。
稲垣町でブロッコリーの栽培が盛んになったのは、出荷の優位性だけでなく、トンネルやマルチ等の生産資材費がいらず、生産費が安くつくうえに、農協が移植機を用意し、生産者に持ち回りで使ってもらう共同利用があるからだという。

加藤 潤哉さん・鮎美さん夫妻。
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加藤 潤哉さん・鮎美さん夫妻

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今では1.2haで栽培
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収穫作業

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自転車を改造した収穫車?
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農業はやったこと
ないけど大丈夫

ブロッコリーの栽培は、8年程になる。
元は2aほど。「家族が朝5時から収穫して、選別(戸選)、出荷となると栽培面積は拡大できなかった」という。しかし、今では1.2haの栽培面積と拡大した。
農協が選別してくれるようになり、大きな予冷庫を設けたことにより、収穫も朝早くだけでなく、日中でも収穫でき、時間と回数に余裕ができて、面積が増やせたという。 農家は農協に出荷すればいいだけ。

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朝出荷

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長さを均等に
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余分な葉を取る

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大きさごとに選別
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綺麗に箱詰め
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規格ごとに

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予冷庫へ
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予冷庫で8℃に冷やす

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冷やしたブロッコリーは氷詰めに
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氷で満たし鮮度保持

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東京に向け出荷。
収穫の翌日には東京市場に到着

ブロッコリーの生育適温は、20℃前後と冷涼な気候を好む。 4月に定植し、4月の霜、5月の少雨にも遭わず順調に育った。 奥さんの鮎美さんは農業をやったことが無かった。それでも、加藤さんが出来ると思ったのは、動物が好き、植物が好きで自然になじめる人と思ったのから。今では、子育てと農業を両立している。

ブロッコリーは、茎のてっぺんの大きな花蕾だけを収穫し、出荷する。 脇枝の花蕾も十分に食べられるのだが、手間がかかるため、大抵の農家は、出荷はしない。 脇枝の花蕾は、収獲を終え畑を耕起する前に、近所の人に自由に取ってもらうという。 嬉しいおすそわけ。
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脇枝

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耕起する前に一声・農家のおすそわけ

この地域では、連作障害(同じ作物を作り続けると、良く育たなくなる)を防ぐため、耕起後は、違う作物を植えるか、元の水田に戻す。
6月・7月の出荷を終えれば、また定植し、9月頃から今度は秋ブロッコリーの時期となり、11月まで出荷する。生産者の意気と農協の方向性がピッタリとあった転作策だ。

ところで、大抵は、捨ててしまうブロッコリーの茎には、花蕾の部分よりもビタミンCやカロテンが豊富なのをご存じか。
茎の表面の硬い皮を少し厚めに切り落とし、茹でると、柔らかく、甘い。アスパラガスのようだ。花蕾も茎も両方を食べなくてはもったいない。

[お問い合わせ先]

JAつがるにしきた
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掲載日 2015.7.1


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