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産地レポート 〜 生産者の声 〜

アスパラガス・・・升田 真理子さん(黒石市)

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升田 真理子さん

 今が旬のアスパラガス。 青々として、凛として立っている姿は、「食べたら元気になれそう」と思わせる。
特に太いアスパラガスは、なお一層その感を強くさせる。  
実は、新鮮であれば太いアスパラガスの方が甘みが強くおいしい。
太ければ太いほど商品価値が上がるという。
アスパラの繊維(縦)の数は同じで、従って細いほど筋っぽく、太いほど柔らかいのだそうだ。 太いアスパラ!食べ応えがあり、柔らか!パリッと繊維をかみ切る食感が何とも言えない。 年々、根株が成長すると、太いアスパラガスが出てくるようになるという。 黒石市で太いアスパラガスを栽培している人がいる升田 真理子さん。 升田さんのアスパラガスの規格は、L。

 

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指より太いアスパラ

上:升田さんのアスパラ
下:市販のアスパラ
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ウェスト6cm
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雌は穂先が雄より細い

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雌のほうが太くなる
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アスパラ大臣の名刺

栽培を始めたのは、家族協定を締結した8年前から。家族経営協定とは、家族農業経営にたずさわる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って 経営に参画できる魅力的な農業経営を目指し、経営方針や役割分担、家族みんなが 働きやすい就業環境などについて、家族間の十分な話し合いに基づき、取り決め、協定を結ぶもの。真理子さんは、これで「アスパラ大臣」に就任。栽培面積450坪を管轄する大臣だ。
3日に1本くらいのペースで芽が出、20~30cmくらいの高さになったら随時収穫していく。
ただし、その芽をすべて採りつくしてしまうと、次の年のための株が残らなくなってしまうため、3週間ほど収穫したら、あとは残す。
マルチシートやもみ殻を敷くことで、除草し、薬剤散布を極力抑えている。

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立茎

 5月いっぱい収穫したアスパラガスは、「立茎」の時期を迎える。
「立茎」とは、収穫をやめ、親茎を立てること。
夏場にしっかりと葉を伸ばし、光合成を行うことで根に栄養を貯え、来年の発芽に備える。 ハウス内は、夏場、青々と茂る葉の景色となる。また、7月から収穫できる。

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穂先を見れば太さが分かる

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雑草除けのマルチともみ殻
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本人と分かるシール
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子どもたちをこれに載せる

真理子さんが農業を始めたのは、幼少のころから。両親と一緒に畑に出て手伝いをしていたという。雑草取りや野菜の袋詰め、飽きると、畑で遊んだ。
今、そのころの姿を、真理子さんの1歳と3歳になる子供たちが体現している。
収穫の時に使う車付きの箱に二人を載せ、畑で作業するという。
本格的に農業をやろうと思ったのは、20歳のころ。栽培されているトマトが規格外品として捨てられているのを見て、もったいなく、可愛そうと思ったという。
そして、この野菜を何とかしようと、調理師の資格を取った。一旦は飲食店に就職したが、やっぱり生産現場の農業がやりたくて、早々に退職した。

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農業は楽しい!
太いアスパラガスを作るようになったのは、積極的な農業者が集う「トップランナー」に加入したときから。「若手農業トップランナー塾」は、経営能力に優れた人財の育成、また、農業者自らが人的ネットワークづくりの場として青森県が開講しているもの。
 トップランナー塾生は、各種セミナー等に参加し、財務力やマーケティング力の向上を図りながら、自らが企画したチャレンジプランの実現に向けて取り組み、地域の若手農業トップランナーを目指という。
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青森ジャスコ店内にある販売コーナー

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パネルの升田さん

そこで、周りの農業者の「やる気」に刺激され、何か人と違う物をと考えた結果、たまたま、その時に、太いアスパラが採れた。
「これだ!」と思ったという。以後、太いアスパラガスを売りにした。
評判を聞いて、レストランのシェフたちが買い求め、今では、直販で売り切るという。

真理子さんの根っこにあるものは、尊敬してやまないお父さんの言葉「食べ物を作る人が元気でなくては、良いものは作れない」この言葉が今も支えになっている。

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左からご主人・真理子さん・ご両親

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青天の霹靂

お父さんの佐藤 英次さんは、今年から、日本穀物検定協会の米の食味ランキングで、参考品種ながら県内初の「特A」を取得した青森県の新しいお米「青天(せいてん)の霹靂(へきれき)」の栽培を始める。トラックに搭載された苗床を背に家族写真を撮らせてもらった。
それぞれの作物に誇りを持って取り組んでいる家族だ。

[お問い合わせ先]

アグリワールド
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掲載日 2015.6.1


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