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産地レポート 〜 生産者の声 〜

シロウオ・・・工藤 正雄さん、アキヱさん(青森市)

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野内川

 4月下旬から5月にかけて、青森市郊外を流れる野内川をシロウオが遡上してくる。
シロウオ(素魚)はスズキ目ハゼ科の魚。
シロウオと煮ているシラウオ(白魚)は、東アジアの汽水域周辺に生息する半透明の細長い小魚で、条鰭綱キュウリウオ目シラウオ科だそうだ。

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シロウオ

 シロウオは、体は細長く、鱗がない。体色は全体に透き通り、内蔵が見えるスケルトン。雌の腹部下面には小さい黒点が1列に並んでいる。 稚魚は川から海へ下り翌年川を上る1年魚。
古来より沿岸域へ産卵に集まる成魚を躍り食いなどで食べ、早春の味覚として知られる。
躍り食い意外には「卵とじ」、「天ぷら」、「お汁」、「酢の物」と言うなれば珍味である。
醤油味の出汁に、シロウオを入れ、片栗粉でとろりとさせた汁を、ご飯にかけて頂く「つくし飯」は、シロウオが、「つ」「く」「し」の形になるところからきている。

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シロウオ踊り食い

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シロウオすまし汁


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工藤さんご夫婦

野内川で例年シロウオ漁をしている工藤正雄、アキヱさん夫婦。
毎年、簗は、正雄さんが一人で作る。今年は4月13日に杭を打ち、4日~5日で完成させた。
 この頃になると、許可を得た漁師が、あちらこちらで簗をかける。早い人は夜明けとともに来て、日没までいるという。風はまだ冷たく、強い。寒い。ヤマセ(偏東風)だ。

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シロウオ漁許可書

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時々網を上げてみる
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時々網を上げてみる

逆に、南風が強い日は、良く採れるという。
昨年は、2tの水揚げがあったという。 
1合600円と高いが、捨てるところが無い。
待ったかいがあって、シロウオが網にかかる。
結構網を揚げるには力がいる。
鳥に食べられるので、網をかぶせておく2~3年前だと、浅虫温泉や料理屋さんが買いに来ていたが、最近では不況で来なくなったという。今は、個人のお客さんが主。お客さんは、入れ物を持って買に来るか、電話での注文だという。

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昔は料亭が主なお客さんだった

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鳥に食べられぬように網を掛けておく

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今年はまずまず

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日暮れまで漁は続く




掲載日 2015.5.1


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