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産地レポート 〜 生産者の声 〜

冬に元気・フレッシュ!少し塩気のある野菜は温泉水のお蔭…川田農園(十和田市)

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 夏場は、新鮮な野菜が出回る青森でも、雪に閉ざされる冬場は、新鮮な葉物野菜が不足する。ビニールハウスでの栽培が、徐々に増えたとはいえ、まだまだ取り組んでいる農家は少ない。

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川田夫妻
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主力の小松菜右と山東菜

 そんな中で、三重県から来た若い農業者が十和田で温泉水を利用した葉物野菜作りに頑張っている。十和田市米田地区にある川田農園の川田 正人さん・聖子さん。 二人は平成15年三重県から移住した。
 川田さん夫妻より一足先に、ご両親がこの地で農業を始めていた。正人さんのお父様が所有していた、温泉施設跡地に自分でビニールハウスを建て、豊富にある温泉を使って通年での葉物栽培を始めた。

 川田さんが栽培しているのは、小松菜と山東菜。なぜ小松菜と山東菜?の疑問に、「夏場だと種から収穫まで1ケ月サイクルでハウスが回転し、収益が安定しているから」という。

 ハウス内に引き込まれたPH8.4の弱アルカリ性の温泉水は暖房と給水という二つの働きをする。温泉水のお蔭か、生き生きと成長するという。
  「食べてみてください」の勧めに、シャキシャキとした歯ごたえの山東菜を食べると、少ししょっぱい。(津軽弁で塩辛い)。温泉水の塩分だという。それがより野菜の甘さを引き立てている。

写真少ししょっぱいでしょ? 写真
温泉パイプ
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家の野菜は生で食べてほしい

 「小松菜や山東菜は茹でて食べますが、家の野菜は生で食べてほしいですね」
 農薬を使用していないという自負もある。たい肥も手作り。 袋詰めの際には、一つずつ虫食いしていないか確かめて入れる。

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熟成たい肥
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熟成したたい肥は臭くない
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袋詰め作業
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虫が入らないように細かい目の網
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川田農園の山東菜

 小松菜は、ホウレンソウと似た使い方をされることが多いが、あっさりした味わいと手軽さから、ホウレンソウより用途は広く、灰汁(あく)が少なく扱いやすい。冬が旬で、ビタミンAに富み、鉄分などのミネラルが豊富で、野菜の中では、ケールに次いで、カルシウムの含有量が高いことでも知られる。
 山東菜は、白菜の一種である。使い方は白菜と同じく、鍋ものにしても良いし、サンチェのように生のまま肉等を包んで食べるのも良い。

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小松菜
写真山東菜

 夏場には1ヶ月で、できる野菜も冬場はじっくりと成長するため2ヶ月かかる。例年は、2ヶ月サイクルで回っていたが、今年は、寒かったため、2.5月かかった。 収穫した野菜は、青果会社や地元スーパー、都心のレストランへと出荷する。

 三重から移り住んで、今年で10年。作物も安定的に収穫できるようになった今、今後は、冷涼な気候を生かして夏場のほうれん草に取り組んでいきたいという。

写真夫唱婦随 写真
二人三脚

 今年は、寒かった。木々の芽吹く春が待ち遠しい。様々な樹木が自生している川田農園の春がまた始まる。

写真自宅には桑の木も 写真
飼い猫「ミィ〜」です(^ω^)

[お問い合わせ先]

川田農園
青森県十和田市
http://www015.upp.so-net.ne.jp/k-nouen/



掲載日 2013.3.1


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