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産地レポート 〜 生産者の声 〜

津軽の在来毛豆…JA津軽みらい 佐藤文雄さん(藤崎町)

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毛がびっしり

 津軽地方では、今月中下旬まで出回る美味しい枝豆がある。味は濃厚で、クリのような、トーモロコシのようなと称される甘い「毛豆」。 古くから、在来種として、津軽に根付いてきた。
 外観は、茶色の毛に覆われ、見た目の悪さから、都会に出回る垢抜けた枝豆さん達に後れをとってきた。 しかし、近頃では、その味が評価され、「毛豆ファン」が増えてきた。

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毛豆
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茹でた毛豆

 関東以西では、もう、ほとんど出荷が終わったこともあり、今の時期、需要が増える。 青森県では品種改良に取り組み、2001年には、毛豆の早生品種「あおもり豊丸」「あおもり福丸」が商標登録された。
 "green soybeens"が示すとおり、未成熟なまま食すが、 栄養は大豆と同じくらい豊富で、豆と野菜の両方の栄養的特徴を持っている。

 青森県藤崎町常盤のJA津軽みらい いきいき野菜部会の部会長さんの佐藤文雄さんの畑でも、9月中旬、毛豆の在来種「津軽在来」の収穫に追われていた。

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佐藤さんと毛豆畑
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鞘も毛で覆われています

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収穫は手作業

  枝豆を出荷するようになって7年、4反部で2.5tを生産。早生(あおもり福丸)・中生・晩生と3種類栽培している。
 毛豆は、収穫も9月から10月と収穫時期がりんごや米と重なり、農家のうちでも、作業の大変さを考え、作付けする人が少なくなったが、「毛豆を食べると他の枝豆は食べれなくなる!」というぐらい美味しいため、やはり、多くの農家は、小規模にでも栽培してきている。

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鞘が重そうです
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トラックいっぱいの毛豆
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台風にも遭わず良かった

 常盤支店では、「毛豆」を3年前から農協出荷している。 毛豆は、重量が軽く、高齢化している農業者が扱いやすい作物であり、作業しやすい小面積でも出来るため、女性でも取り組みやすいという。管内の農業者に勧め、作付けは微増ながら確実に増えている。

  今年は、天候不順も重なり、6月にはアブラムシによる被害が昨年より多かったという。農薬散布は減らしているが、8月下旬から9月上旬にかけてのマメシンクイガの発生を抑えるための農薬散布は、絶対だという。
 「マメの中から、ニョロリと虫が出てくるのは、食欲を無くしますからね。」 と農協の佐々木さん。
 佐々木さんは、農家から出荷されてきた毛豆を1家づつ試食するという。
 「毛豆は栽培する各農家によって味は異なりますが、カリュームが適切に土中にあると美味しい豆になるんです」

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佐々木さんと佐藤さん
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JA津軽みらいの毛豆:毛豆王子

 "毛豆"の収穫は、手作業で行い、農協へ出荷し、機械で豆を外していく。収穫された「毛豆」は、鞘から外され、袋詰めされ、10月中下旬まで東京の市場に出荷される。1袋260gが入った"毛豆"はシティ青果が首都圏のスーパーで販売する。

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鞘を機会に入れる
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選別していく
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鞘に二つ、三つ入っている
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鞘からはずされた毛豆
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一粒だけのものははじかれる
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1袋250g程度
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袋詰め
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茹で方の紙も入れてあります

 夏に出回る枝豆の味はどちらかというとさらっとしていてlight(ライト・軽)な味なのに対し、毛豆の味は濃厚でheavy(ヘビィ・濃)だ。 津軽人の骨太さと相まっている。

 

毛豆のニュースを一つ。

 毛豆は、2010年、スペースシャトル「アトランティス号」に搭載され、約4カ月間宇宙にとどまった。その宇宙から帰還した毛豆の生育研究を青森県立五所川原農林高校が行っている。

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 宇宙で過ごすことで「味が良くなるのかな」「予想がつかない。帰ってきたらしっかり実験したい」と言っていたその後は・・・?

 五所川原農林高校の中野担当教諭は、「宇宙から帰ってきた毛豆は、昨年・今年と収穫量が、地上の毛豆の約半分ほどしかない。なぜなのか、今後の研究課題です。」という。

もっと詳しくし知りたい方は
五所川原農林高校HP宇宙大豆プロジェクト。
http://www.seihoku.asn.ed.jp/~ah/utyuudaizu/utyuudaizu.html

下記は五所川原農林高校が参加している宇宙大豆プロジェクトのHPです。
株式会社リヴァネスが運営しているものです。
http://www.space-education.jp/soybean/


[お問い合わせ先]

JA津軽みらい 常盤グリーンセンター
電話 0172-65-3111
http://www.ja-tsugaru-mirai.or.jp/


掲載日 2012.10.1


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