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産地レポート 〜 生産者の声 〜

厳冬の海の贈り物「下北半島のフノリ(布海苔)」…風間浦村

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 青森県下北半島風間浦村。厳寒な冬に旬を迎えるのが津軽海峡の荒波に育まれた「フノリ」。
 フノリは、海藻の一種で、海岸の岩に付着して生育する。 寒ければ良く成長し、暑ければ成長が鈍る。誠に北の海に適した海草だ。食物繊維が豊富で、血液中のコレストロールを下げるなどの効果も期待され、健康食品として注目を浴びている。

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フノリは海藻の一種
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海岸の岩に付着して生育
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津軽海峡の荒波に育まれる

 風間浦村では、1月頃から3月頃まで、100kg前後の生食用のフノリが採れる。寒い中、今でも浜人たちは手摘みで丹念に採っている。

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 フノリは、刺身のツマ,味噌汁の具などとして、冬の食卓を飾る。 熱い味噌汁のフノリは、こりこりとした食感と磯の香りが湯気を伝い「冬の味覚」を届ける。生食用に乾燥したものがあり手軽に磯の味が味わえる。
 フノリは、4月以降も採れるが、生食用のフノリの若芽は3月頃まで。 4月以降に採るフノリ1t~2tは乾燥され、昔は、糊として、織物の仕上げの糊付やラーメンの繋ぎなどに使われるという。

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 採取するには、漁業権がいる。
 漁協の組合員には、漁協から天候と潮の具合を見て、フノリの解禁日が告げられる。解禁日は期間中に2~3回、主に組合員の自家消費だという。ただ、この地域は、マツモやノリも生息するため、そのついでに少しは採っている人もいるが、これはお目こぼし。

 フノリは、水の環境に影響されやすく,水の澄んだ海岸でのみ採取される。しかし、近年、この海でも磯焼けが見られるようになり心配されている。フノリは、栽培しているのではなく、岩に付着し自然に成長する。人間が手助け出来るのは、岩を海中に置き活着を良くするぐらいだという。後はいかに海の環境を守るかである。

 毎年、2月~3月にかけて、風間浦村の冬の風物詩「布海苔採り体験ツアー」が3回ほど開催される。参加人数は、50~60人。 多くは県内からの参加者。毎年「冬の味覚」を求めて参加する人もいるという。(ツアーの詳細は以下)

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 フノリは、相撲力士の「廻し」の下につける「下がり」を糊付けするのに利用されるなど、相撲王国青森と深い関係にある。

※「下がり」とは まわしの横についている飾りのようなもの。形式的には化粧廻しの代わりと言われています。何の(実質的)意味も無さそうですが、前にズッコケそうになった力士が、目の前にある相手のさがりをつかんでなんとか堪えたという例があるそうです。


[布海苔採り体験ツアー 予約先]

東奥日報社観光部
TEL 017-773-7777
青森県青森市安方2丁目7-36 ロイヤル善知鳥1F
営業時間:午前9時~午後5時(土日祝日は休業)

[布海苔採り体験ツアー イベント企画・主催]

布海苔採り体験ツアー実行委員会
電話 0175-35-2111

[お問合せ先]

風間浦村 産業建設課
青森県下北郡風間浦村大字易国間字大川目28-5
電話 0175-35-2111
http://www.kazamaura.jp/


掲載日 2012.3.1


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