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産地レポート 〜 生産者の声 〜

夏の国産イチゴ「なつあかり」…村元清光さん(黒石市)

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なつあかり
 現在広く栽培されている一季成り性品種(さちのか、とちおとめ等)は、夏前に収穫が終わる。夏から秋にかけては、主にアメリカからの輸入に頼っている。国産イチゴの端境期のケーキ用需要に応えるものとして、夏秋期でも花が咲き果実が実る四季成り性イチゴが注目されている。
 東北農政局が平成16年に開発した四季成り性イチゴ「なつあかり」。「なつあかり」は、一年中、いつでも花を咲かせることができ、果肉は甘く大きい。

 黒石市の村元さんは、イチゴを作り始めて14年。初めはペチカというイチゴを作っていた。今は四季成り性イチゴ「サマールビ」と「なつあかり」に替えた。なつあかりを作って5年になる。
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村元さん
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ハウスが建ち並ぶ
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サマールビー
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なつあかり

 10棟のハウス(うち4棟はサマールビー)で、地面に畝を作る土耕栽培ではなく、高設の土耕溶液栽培。当初、苗の増殖が難しいなどの課題があったが、それならばと村元さんは自分で苗を増殖。東北農政局が開発した品種のため、パテント料は掛からない。「自由に作れるのがいいよね」と村元さん。

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土耕溶液栽培
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自由に作れるのが良いね

 イチゴは「ランナー」で苗が増えていく。親株から茎を伸ばし、新たな根を張る。
赤く可愛らしいちごだが、なかなかの生命力。
 なつあかりは、それまで作っていたペチカと違い、あまり手を掛けない方がいいという。ペチカは、摘花をしてやらなくてはならなかったが、なつあかりは、摘花をしないほうが良く育つという。村元さん曰く「負荷をかけてやった方が良く育つ」という。「RUN(ラン)」させながらも、結実と増殖を一度にさせ、果実は摘果せずにそのまま。これも負荷のうち。栽培しているうちに、徐々に分かってきた。

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ランナー
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ランナーの根
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なつあかりのランナー

 今、村元さんは栽培床をヤシガラから籾殻に替えられないか実験中。ヤシガラは高設栽培床の施設業者から買うが、もし、籾殻に替えられれば、コスト減・籾殻の有効利用が叶う。使い終わった籾殻床は、肥料として畑の肥やしに出来る。まさに、循環型農業。

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籾殻へ
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畑の肥やしにも
 
 今は、地元のホテルやケーキ屋さんに出荷しているが、6月から11月までほぼ連続して収穫できるなつあかりを、村元さんは、夏の贈答用として、大きなイチゴを生食用に出したいと考えている。甘く香りの良いなつあかりは、デザートにピッタリだ。洗わずにテーブルに載るイチゴを目指す。そのためにも、将来的には、J―GAPを取得したいと考えている。

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GAP取得も
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生食用の大きさは
あまおうにひけをとらない
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生食用&業務用Lサイズ

 夏秋期のイチゴは、高温下で栽培されるため日持ちが短めで流通に注意が必要だが、それを解消するため、輸送の際にもずれないパッケージを用意した。博多のブランドイチゴ「あまおう」にも使われているという。
 今後は、生食用のための大きなイチゴを栽培する専用ハウスを考えていきたいという。

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贈答用パッケージ
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輸送の際にもずれないパッケージ
衝撃吸収も

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