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消費地レポート

第96回

日本銀行青森支店長 山口智之 氏

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【山口智之 氏 略歴】(昭和40年9月19日生 東京都出身)

平成元年3月 東京大学法学部卒業
平成元年4月 日本銀行入行
平成13年5月 企画室調査役
平成14年7月 信用機構室調査役
平成18年5月 企画局企画役
平成20年7月 総務人事局企画役
平成22年7月 政策委員会室広報課長
平成24年5月 大阪支店営業課長
平成26年6月 青森支店長


青森のうまいものたち

 青森に赴任して1年が過ぎた。仕事でもプライベートでも精力的に各地を巡っている積もりだが、県内は広く、見どころが多い。また、季節によっても景色・表情が異なる。裏を返せば、まだまだ青森を楽しむ余地は大きいと感じている。
 そのように各地を訪ね歩く際には、景色もさることながら、「青森のうまいものたち」との出会いが嬉しい。というか、それを目当てに目的地を決めているのが本音に近い。青森には、リンゴや野菜、畜産物など地域食材が豊富だが、個人的には新鮮な魚介類に特に目がない。
  これを肴に、いずれ劣らぬ味わいの県産の地酒で一杯やるのが至福の時だ。日本銀行は本店のほか、全国に32支店がある。それぞれの地にお国自慢はあるだろうし、食の好みは各人各様であろうが、魚介類プラス地酒で、当地が最上位グループに属するのは、まず衆目の一致するところではないか(と、支店長連中に吹聴している)。青森への配属は何と幸運なことか!

 青森が誇る、「七子・八珍・堂々九品・隠れ十品」(計34品)の海の幸。郷土料理やご当地グルメとしても、じゃっぱ汁、いちご煮、マグステ丼、鮟鱇料理(生食できるのは当地だけと聞き及ぶ)、しじみラーメンを始め、逸品が数多い。

じゃっぱ汁

しじみラーメン


いちご煮

マグステ丼

鮟鱇料理


 ただ、振り返ると、これだけの食材、料理がありながら、大間産マグロや陸奥湾産ホタテなど一部を除いて、当地に来るまでは余り聞いたこともなかった。自らのアンテナの低さを恥じるとともに、青森の食材は実力相応に、もう少し知名度が高くてもと思う次第だ。

 県内でお話を伺うと、「青森県人は口下手で宣伝が足りない」との声が多い。青森の人の実直さ、控えめなところは、常日頃より感じている。青森市のアウガ地下や魚菜センター等の魚市場に行っても、呼び込みらしい呼び込みは殆どない。函館の朝市や金沢の近江町市場の喧騒とは全く異なる。
 そういえば、何年か前に近江町市場に行った時に、正月に東京の家に届くよう、「カニ2匹と甘海老その他を適当に詰めて1万円で送って」とお願いしたら、いくらかサービスしてくれたのか満足な品物が届いた。昨年末に、青森市の魚市場で同じ様なお願いをしようとしたら、「仕入れの値段は毎日変わるので」と断られた。青森の正直さ、実直さは当地の美徳だが、ビジネスチャンスを逃していないか気がかりだ。

 海の幸をはじめとする当地の食材・料理が、その実力に相応しい知名度と需要を獲得していけるよう、その大ファンの一人として、私も微力ながら努めていきたいと考えている。

 



情報掲載:2015年8月15日



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