マーケティング情報


消費地レポート「東京でふるさとを食べたい!」

第9回
NPO法人キープラネット 代表 川野 真理子 氏

今回は、 NPOコーディネーター・コミュニティビジネスアドバイザー、青森県研究開発外部評価委員としてご活躍の、 NPO法人キープラネット代表 川野真理子 さんにお話を伺いました。

イメージ

【川野真理子さん プロフィール】
青森県出身。テレックスオペレータやパソコン関連業務を経て1990年起業。1998年、起業家のための交流と情報交換・スキルアップを目的にした起業家ネットワーク「キープラネット」を発足。2002年5月、NPO法人化。自らもNPO法人で起業する女性起業家として、起業創業講座・セミナー・イベントを企画開催するほか、自治体の創業起業講座や交流事業なども手がけている。

【キープラネット】
仕事を通じて社会に貢献する起業家のために、仕事に役立つ情報と人脈のネットワークを提供する、起業家支援のNPO団体。
〒104-0061東京都中央区銀座1-19-14 広徳ビル8F→MAP
TEL.03-5524-1131
オフィシャルサイト http://www.keyplanet.com/


東京でふるさとを食べたい!

東京で暮らし始めて、かれこれ30年の月日が流れました。母や叔母が元気だった頃は、いつも田舎から宅急便が届き、ふるさとの新聞紙にくるんだ漬け物や野菜が届いたものでした。母が亡くなり、叔母たちも入退院を繰り返すようになると、故郷の味も遠のき始めました。

ミズが食べたい、葉くるみが食べたい、身欠きにしんに味噌つけて食べたい、正月にはなまこを丼一杯食べたいと思うと、青森は益々懐かしく、日頃はグルメでもなんでもないのに、途端に食い意地が張るのでした。


青森のおいしいものを、東京の人に食べさせたい…

ある年は、道の駅からたくさん県産品を買い込んできて、女性起業家の多いキープラネットのメンバーと試食会を開いたこともありました。

またある年は、青森のリンゴジュースを販売してみることになり、ラベルコンテストを行った結果、小学校の子どもの作品が選ばれて、NPOの活動支援ジュースとして販売した時もありました。

2005年の2月には、東京で「津軽三味線と津軽弁を楽しむ会」という新年会を主催し、三味線とビアノのセッションを企画しました。この時、青森県の総合販売戦略課の職員の方のご協力を得て、漁師さんにホタテを300個も持って来ていただいたことは、大変大きな嬉しい出来事でした。参加していた100名近くの人に、産直のホタテの刺身や焼きホタテを振る舞い、大層喜んでいただきました。

「おいしいネ〜」の次は「ここで買えるよ〜」ということで、起業家ネットワークのサイトなのに、帆立のページがあります。

青森のおいしいものを、東京の人に食べさせたい。それより何より、私のように親も死んでしまって、なかなかふるさとに帰ることがない青森県出身者の人たちに、ふるさとの懐かしさを味合わせてあげたい、私の中ではそんな想いが募るようになっていました。


心和む「温かさと懐かしさ」

青森県男女共同参画センターの起業講座の受託や、県内商工会での講演活動、青森県研究開発外部評価委員などの活動が増え、いろいろな人たちと人脈が繋がるようになりました。

2005年12月には、弘前から農林水産事務所普及指導室の人と、生活改善グループふれあいパックの会の母さん4人に来ていただいて「津軽の伝承料理を食する会」を東京で開催し、手作りのお料理を堪能しました。本当においしかったです。
この時の様子は、テレビでも放映され、読売新聞や東京新聞でも紹介されました。静岡からも参加してくださいましたし、青森出身でないけれど、青森の大ファンだから参加させてほしいと言って参加された方もいました。みんな、懐かしさとおいしさで心が和みました。

今は模索しています。単なる趣味や興味でなく仕事として関わりたい。手作りの少産品を、ITを使って、手間をかけないで届けるしくみが出来ないだろうか。昔のように大きな流通でたくさん同じ物を安く届けるのではなく、母や叔母が送ってくれるような「温かさと懐かしさ」を商品化出来ないものだろうかと。


青森産物のビジネスコンテストを!

いよいよ私も中高年に近づいきた証拠だな〜と思っていたら、先日、青森県人交流会を開催している20代の若者に会いました。ミクシーというデジタルのITツールを使って青森コミュニティを作り、定期的に東京でリアルの交流会を開催しているというのです。こんなに若い人が、ふるさとをキーワードに交流会を開催しているんですね。何歳でも、どこに住んでいても、ふるさとを愛し、同郷の民と繋がりたいという思う気持ちは一緒なんだな〜と思いました。

シニア市場が豊かになると、シニアが喜びます。東京在住の県出身者市場が豊かになると、私たちが喜びます。どうか、県の産業振興関係のみなさん、ニッチな私たちをターゲットにした、青森産物のビジネスコンテストを東京で開催してください!参加する私たち自らが、自分たちにとって嬉しい、楽しい、是非やって!と思うビジネスプランに1票を投じるという故郷祭りのイベントです。いかがでしょうか?

私たちは、おいしい青森県が大好きです。私たちは、もっともっと青森県と仲良くしたいと思っています。新しい在京ネットワーク作りに、県と一緒になって盛り上げていきたいと願っています。


情報掲載:2006年7月1日


バナーこのサイトはリンクフリーです
お問い合わせ先:青森県農林水産部総合販売戦略課
〒030-8570青森市長島1丁目1番1号  E-mail hanbai@pref.aomori.lg.jp
TEL:017-722-1111(代表:内線3108)/ 017-734-9571(直通)
Copyright 2005-2015 青森県農林水産部総合販売戦略課 All Rights Reserved.